バルセロナに挑むドルトムント キーマンはラミン・ヤマル以上の突破力を持つ新星ギッテンス

ドルトムントのギッテンス photo/Getty Images

続きを見る

公式戦4試合連続ゴール中

11日(現地時間)、ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節でバルセロナと対戦する。

現在6位のバルセロナと7位ドルトムントがぶつかるこの試合は、決勝トーナメントにストレートインとなる8位圏内確保に向けて、どちらにとっても負けられない一戦となる。

ドルトムントの中でキーマンを一人挙げるとすれば、間違いなくジェイミー・バイノー・ギッテンスだろう。イングランド出身で現在20歳のギッテンスは、ドルトムントのユースチームを経て2022年7月に同クラブのトップチームに昇格。3季目となる今シーズンで一気に才能が開花し、直近では公式戦4試合連続ゴール中と勢いに乗っている。
スピードを活かしたドリブルでチャンスメイクや自らゴールを決められるギッテンスは、今シーズンは既に公式戦20試合に出場して9ゴール4アシストをマーク。さらにその突破力は、データ上ではバルセロナの期待の若手ラミン・ヤマルをも凌いでいる。

ドイツ紙『Bild』によると、今シーズンのギッテンスのドリブル成功率は56%でヤマルの41%を大きく上回っている。ドリブルによる相手ペナルティエリア内への一試合平均の侵入回数も2.6回のヤマルに対してギッテンスは3.6回。さらにスプリントの最高速度も、ヤマル(時速32.8km)よりも速い時速36kmを記録している。

左サイドを主戦場とするギッテンスは、右ウイングで起用されることの多いヤマルとは同じサイドで対峙することになる。同選手がここ最近の好調ぶりを発揮し、相手の攻撃の中心であるヤマルを守備のために低い位置へと追いやる時間を増やすことができるかが、ドルトムントにとっては非常に大きなポイントになるだろう。 

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ