ムバッペ、CL通算50ゴールを達成するも……  左太もも裏に違和感を感じ前半途中交代を余儀なくされる

不調でも全公式戦で12ゴールを決めているムバッペ photo/Getty Images

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幸先よく得点を決めただけに無念

レアル・マドリードのキリアン・ムバッペが、CL通算50ゴールを記録した。

そのゴールをマークしたのは、11日行われたアタランタ戦だった。ムバッペは、右のツートップで先発。ここのところ精神面の不調を抱えているようだが、肉体的なコンディションは良いのか、開始すぐに持ち前の瞬発力と嗅覚で最終ラインを抜け出してチャンスを作る。角度のないところでGKと1対1となり、果敢にシュートを放つが、これは惜しくも得点ならず。

しかし10分には素晴らしい個人技で先制点となるゴールを記録する。ムバッペはボックスのわずかに外、右寄りの位置にポジショニング、そして右サイドから横パスを受け、トラップだけで相手のDFをかわし、エリア内に進入する。そのドリブルの勢いのまま迷いなく右足を振り抜くと、ボールはゴールへと吸い込まれていった。そしてこのゴールが今シーズンCL2得点目となり、通算50ゴールに到達した。
その内訳はモナコ時代に6得点、パリ・サンジェルマン時代に42得点、レアルで2得点となる。

幸先よく先制点をあげ、調子を取り戻すチャンスを得たかと思えたムバッペは、その矢先に異変を見せる。突然ピッチ中央付近で座り込むと、足を気にする素振りを見せ、36分に途中交代してしまう。

試合後のインタビューでカルロ・アンチェロッティ監督はムバッペの状態について「筋肉に負担がかかり、ハムストリングに違和感を持ったようだ。深刻なものではなさそうだが、明日まで様子を見て対処する予定だ。全力疾走できず、痛みを訴えていたので交代させた」と語っている。

記念のゴールを決め、調子に乗っていきたいところだっただけに本人もさぞかし無念だろう。まずはケガが軽傷であることを祈りたい。

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