昨季まで現役だったユナイテッドOBは、ファーディナンド氏よりファン・ダイクがお気に入り ライバルとして意識し、その功績を絶賛

リヴァプール不動のCBとして活躍するファン・ダイク photo/Getty Images

プレミアを代表する二人のCBが話題に

元マンチェスター・ユナイテッドのDFで昨シーズン限りで引退したフィル・ジョーンズ氏が、サッカー界の歴史に名を残すプレミアリーグ屈指のCB二人を比較し話題となっている。

その二人とは、元マンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表としても活躍したレジェンド、リオ・ファーディナンド氏とリヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクだ。ジョーンズ氏は、『SKY SPORTS』の番組内で、元サッカー選手で解説者のジェイミー・レドナップ氏から、その二人のうちどちらがお気に入りの選手かという質問を受けた。

すると彼は「ファン・ダイクを選ばざるを得ない。彼がこの5、6年でリヴァプールにもたらしたものは信じられないほど素晴らしいと思うからだ。確かにここ4、5か月ほど調子を少し落としたかもしれないが、今はまた復調していると思う」と語った。

またレドナップ氏は、ファーディナンド氏の現役時代には、優れたストライカーを二人同時に起用するチームが多かったことを指摘。そして、もしその時代にファン・ダイクがプレイしていたら、優れたCBで居ることができたかという疑問をジョーンズ氏に投げかけた。彼はその質問に対して「そうだね。あの時代に彼が今ほど優れていなかったと言うのは酷だと思う。それでも彼はトップだったと思うよ」と述べた。

さらに彼は、自身の現役時代を振り返り、ファン・ダイクが世界最高峰のDFであることを強調した。

「よくタイトル争いをするライバルのことを考えていたよ。リヴァプールの試合の場合『ファン・ダイクならどうやって得点するんだろう』と考えたことがある。彼はトップクラスの選手だ。それは否定できない」

もちろん彼の個人的な意見に過ぎないが、かつて共にプレイしたレジェンドを選ばなかったことは少し意外かもしれない。ジョーンズ氏はライバルとして意識し、それゆえにファン・ダイクの存在の大きさを実感したのかもしれない。改めてファン・ダイクの偉大さを裏付ける逸話としても興味深い。

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