「ボールがデ・ブライネに渡らない限り、何も起きない」「なぜK・ウォーカーはプレイしているんだ?なぜキャプテンなんだ?」 試練続くペップ・シティにファンからは落胆と怒りの声

浮上のきっかけ掴めず、苦戦するマンC photo/Getty Images

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脅威にならない攻撃と脆い守備

22-23シーズンには3冠、昨シーズンはプレミアリーグ4連覇と近年数々のタイトルを獲得してきたマンチェスター・シティ。ペップ・グアルディオラが監督に就任以降、圧倒的な強さを誇っていたシティだが、今シーズンは苦戦を強いられている。

CLリーグフェーズ第6節でユヴェントスに0-2の敗戦を喫したシティは現在、直近10試合で1勝2分7敗と厳しい時期を過ごしている。ロドリを始め、怪我人やコンディション不良の選手たちも多いが、今のシティにかつての強さはない。

そんな現状にサポーターたちは落胆と苛立ちの声を挙げているようで、英『TBR Football』によると、ケビン・デ・ブライネをはじめとする数人の選手以外には厳しい声が多いようだ。
「スピードと創造性が著しく欠けている。ボールがデ・ブライネに渡らない限り、何も起きないだろう。我々は今、ワンマンチームだ」
「デ・ブライネがいなければ、何ができる? 彼はこのチームで唯一の創造的な存在だ。他の選手は横や後ろにパスを出す」
「ドク、デ・ブライネ、ディアスが一生懸命頑張っている唯一の選手だ。残りはただ形だけやっている。まったく情けない」

また英『SPORTbible』が注目したのが今季絶不調で、失点に絡んでしまうことも多いカイル・ウォーカーだ。同選手には「またカイル・ウォーカーか。毎週のことだ。なぜ彼はプレイしているんだ?なぜキャプテンなんだ?」、「正直なところ、毎週のように彼が恥をかいているのを見るのはうんざりだ。彼はサッカーのやり方を完全に忘れてしまった」、「引退すべきだ」など、特にファンから批判が殺到しているという。

守備の脆さだけではなく、攻撃陣の不発も気になるところで、現在の得点源はアーリング・ハーランドのみと言っていいだろう。そこにデ・ブライネやジェレミー・ドクが絡めば得点のにおいも感じられるが、多才な攻撃パターンを誇ったかつてのシティの姿はない。

週末に控えるマンチェスター・ユナイテッドとのダービーに負ければ、さらにペップ・シティへのプレッシャーは高まるが、勝利を飾ることはできるのか。


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