アーセナル本拠地そばにセットプレイコーチの壁画が出現 しかし他ファンの嘲笑の的に!?

セットプレイコーチのニコラ・ジョバー photo/Getty Images

「まだ何も勝ち取っていないのに……」

 近年のアーセナルのトピックのひとつは、セットプレイからのゴールが劇的に増えていることだ。第15節フラム戦でもコーナーキックからウィリアム・サリバの同点ゴールが決まった。これで昨季開始時から数えて、アーセナルはコーナーキックから23得点を決めたことになり、これは他のどのトップリーグのチームよりも8つ以上多いことになる。

 セットプレイを指導しているのは専任コーチのニコラ・ジョバーで、彼はミケル・アルテタ監督がマンチェスター・シティ時代に発掘した人材。3年ほど前にアルテタに請われる形でアーセナルのコーチ陣に入閣している。ジョバーの考案するセットプレイはユニークかつ大胆で、なおかつ多くのバリエーションを持っている。得点数が示すように他クラブはアーセナルのセットプレイを防ぎきれておらず、重要な得点源となった。

 ファンはジョバーを賞賛するようになり、「Set piece again,ole ole!」と歌われる新たなチャントも誕生した。そしてこのたび、エミレーツ・スタジアムのすぐそばに、ジョバーを描いた壁画が出現したようだ。サポーターが制作したもので、クラブショップ『The Armoury』の正面を横切るホーンジー・ロードのレンガのトンネル内にモノクロでジョバーの姿が描かれている。

 しかし『Daily Mail』によれば、他クラブのファンはこれを嘲笑しているようだ。

 「これは今まで見たものの中で、もっとも恥ずかしいものだ」

 「何かを勝ち取ったのなら、その主な理由がセットプレイの指導だとしても半分は理解できる。でもまだシーズンの4分の1で、セットプレイで数点取っただけで壁画を描くなんて、これは史上もっともアーセナルらしく、恥ずかしいことだ」

 確かにアーセナルはまだ何も勝ち取ったわけではない。この嘲笑を跳ね除けてタイトルを掴むことができるのか、ファンの期待は高まっている。

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