メキシコの名門パチューカで《46戦26ゴール》の輝き 今夜レアルを襲うべネズエラのレジェンドFW

現在はパチューカで活躍するロンドン photo/Getty Images

35歳を迎えてもフィジカルに衰えはなく

18日、カタールのルサイル・スタジアムにてFIFAインターコンチネンタルカップの決勝が行われる。対戦カードは欧州王者のレアル・マドリードと、CONCACAF王者としてプレイオフを勝ち上がってきたメキシコのパチューカだ。

パチューカはこのインターコンチネンタルカップの第2ラウンドより登場し、ブラジルのボタフォゴを3-0、そして決勝行きをかけたプレイオフではエジプトのアル・アハリをPK戦の末に撃破。レアルへの対戦権を獲得した。

チームをリードする選手の1人は、ベネズエラ屈指の点取り屋である35歳のFWサロモン・ロンドンだ。ロンドンはスペインのマラガ、イングランドのWBAやエヴァートンで活躍した大型ストライカーで、2022年にエヴァートンを離れてからはアルゼンチンのリーベル・プレート、そして2024年より現在のパチューカでプレイしている。

35歳と大ベテランの年齢ではあるが、パチューカでの成績は見事だ。ここまで46試合に出場して26ゴールを奪っており、その得点力はメキシコのリーガMXで遺憾なく発揮されている。

スペインのマラガ時代にはレアルと対戦したこともあり、WBAやエヴァートン時代にはレアルのDFアントニオ・リュディガーやGKティボー・クルトワと対戦したこともある。今回の一戦は懐かしのマッチアップとも言える。

スペイン『MARCA』によると、ロンドンはパチューカでの成功に加えて2026ワールドカップにベネズエラ代表を導くという野望がある。年齢的には2026年大会が最後のチャンスとなるはずで、今はロンドンの調子も良い。ワールドカップへモチベーションは高いのだ。まずはレアルを撃破し、パチューカで結果を残しながらベネズエラ代表でワールドカップ出場を達成する。これがキャリア終盤の目標となる。

「マドリーにはマラガの時に国王杯で勝ったことがあると思う。ベネズエラ時代を含めれば、今年は30ゴールを奪えた。アルゼンチンを離れてメキシコへ向かった時には批判もあったが、全てが上手くいった。パチューカに加入した時に約束したように、僕はベストを尽くしてきた。W杯?キャリアの中で達成すべきことが残っているとすれば、それだ」

今夜もレアルにとって油断ならない相手となるはずで、ロンドンも驚異のベテランFWの1人だ。

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