ウェストハムで出場機会減少のドイツ代表FWフュルクルク 「事態は最悪の方向に進んだ」

ウェストハムのニクラス・フュルクルク photo/Getty Images

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怪我による長期離脱で出遅れ

今年夏にボルシア・ドルトムントからウェストハム・ユナイテッドに移籍し、念願のプレミアリーグ挑戦の夢を叶えたドイツ代表FWニクラス・フュルクルクが新天地で苦境に陥っている。

ブレーメン在籍時の2022-23シーズンにブンデスリーガ得点王に輝き、ドイツ代表でも途中交代の切り札として存在感を放つフュルクルクには当初大きな期待が寄せられていたが、9月にアキレス腱を負傷。そこから約二カ月半の戦線離脱を余儀なくされ、12月になってようやく復帰したもののレギュラーポジションは確保できておらず、復帰後のリーグ戦3試合での総出場時間はわずか45分間にとどまっている。

期待通りの結果を出せていないことで、フュルクルクの去就に注目が集まり始めている。イタリアメディア『Calciomercato.com』によれば、既にユヴェントスが獲得に興味を示しているという。
こうした中、ドイツ系ポッドキャスト『Copa TS』に出演したフュルクルクは、「当初の僕と監督には今とは別の目標があったけど、事態は最悪の方向に進んでしまった」と怪我でシーズン前半を棒に振ってしまったことについて触れ、さらに以下のように続けた。

「三カ月怪我をしていて、10日ほど前にようやくトレーニングに復帰したばかりだから、僕はまだ自分自身のトップコンディションを取り戻せていない。僕のアキレス腱は炎症を起こしていて、とても嫌な感覚があった。復帰までには予想以上に長い時間が必要になって、その時の気分は最悪だったよ」(ドイツ紙『Bild』より)

年内に復帰を果たせたことはフュルクルクにとって不幸中の幸いとなったが、シーズン前半での出遅れを挽回するのは容易ではなく、当面はチーム内のレギュラー争いで厳しい状況が続くことになるだろう。

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