サッカー選手から全く別の道へ 左SBの名手だったコエントランが選んだ漁師の道「私の人生は海にあった」

レアルで活躍したコエントラン photo/Getty Images

大好きな第2の道へ

スポーツ選手は現役引退後のキャリア選択が難しい。サッカー選手の場合、解説者か指導者の道に進むのが一般的だろうか。

しかし、全く異なる選択をした者もいる。サッカーと同じくらい重要な第2の趣味を仕事にした人物といえば、レアル・マドリードなどで活躍した元ポルトガル代表DFファビオ・コエントランだ。

左サイドバックを務めたコエントランは、レアルとポルトガル代表の両方でクリスティアーノ・ロナウドのサポート役だった。当時のレアルにはマルセロもおり、2人のレギュラー争いは実に豪華なものだった。

そんなコエントランは33歳だった2021年に現役引退を決意。当時はポルトガルのリオ・アヴェに所属していたが、年齢的には少しだけ早い引退選択だったかもしれない。

しかしコエントランのプランは決まっており、コエントランは第2の人生として漁師の道を選んだ。子供の頃より父の影響で釣りが好きだったというコエントランは、レアル在籍中に漁船を購入している。子供の頃から海への憧れがあったようで、サッカーと同じくらいの情熱を注いできたのだ。

「生まれた時から、ルーツはここにあった。父がボートを持っていて、釣りが好きだった。よく一緒に釣りに行ったよ。少しでも休みがあれば、私の人生は海にあった。いつかサッカー選手としての人生が終わり、別の方向に進まないといけない。僕の幸せはこの土地、海にある。この人生を送りたいんだ」

英『The Sun』にて、過去にコエントランはこのように発言している。引退してからすぐにサッカーとは異なる道でスタートを切る例は少し珍しいかもしれないが、コエントランはやりたいことがはっきりしていたようだ。趣味を仕事にしている点では、最高の選択と言えそうだ。

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