「チャンスを与えるには、適切なタイミングとテンポがある」 ペップがモーガン・ロジャーズを手放した理由を語る

シティユース出身のモーガン・ロジャーズ photo/Getty Images

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シティ出身の若手に注目が集まっている

プレミアリーグ第17節アストン・ヴィラ対マンチェスター・シティの一戦は、2-1でホームチームが勝利を手にした。

その中で印象的なパフォーマンスを披露していたのが、22歳のモーガン・ロジャーズだ。シティユース出身のプレイヤーで、ミドルズブラを経由してヴィラにやってきた。

2024年の加入直後からヴィラで出場機会を得ており、今季はすでに23試合で起用され、5ゴール4アシストを記録している。
ヴィラのロジャーズをはじめ、チェルシーのコール・パーマーやロメオ・ラヴィア、イプスウィッチのリアム・デラップと近年シティユースから優秀な人材が輩出されており、育成自体は成功しているといえる。

しかし、シティのトップチームで活躍しているのはフィル・フォーデンくらいで、他の才能は別のチームに活躍の場を移している。今、世代交代が必要となっているシティにいれば出番を得られたかもしれないが、それはタイミングの問題だと『SPORT BIBLE』で、ペップ・グアルディオラ監督は語っている。

「チームは3冠と4連覇を成し遂げた。(若手に)チャンスを与えるには、適切なタイミングとテンポがある」

「もちろん、モーガン(・ロジャーズ)がどれほど優秀な選手なのかは知っている。多くの選手がレンタルされたり、売却されたりしたんだ」

「しかし、彼がシティにいた時、我々にはクラブ史上最も成功したシーズンを作り出した選手がたちいた」

「彼ら(ロジャーズらシティを離れた若手)がシティにいた時、今よりも2、3歳若かった。その時には全盛期のケビン・デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、ダビド・シルバ、リヤド・マフレズ、ラヒーム・スターリングがいたんだ。それが唯一の理由だ」

「彼(ロジャーズ)は素晴らしい選手だと思う。昨季爆発的な活躍を披露し、今シーズンはトップクラスの選手になった。イングランドにまた素晴らしい選手が加わったね」

若手を起用するにしてもペップがいうように適切なタイミングでなければならない。パーマーがシティに所属していた時は、右WGではマフレズ、ベルナルド、フォーデン、インサイドハーフではデ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアンとポジションを争う必要があった。当時のパーマーは今ほど伸び伸びとプレイできておらず、あのままシティに残っていたとしても今のように覚醒していた保証はなく、4500万ポンドの移籍金も得られていなかっただろう。


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