2024年でムシアラはさらに恐ろしいアタッカーになった ドイツサッカー界を背負う天才の成長「個人的にもレベルは上がっている」

バイエルンで活躍するムシアラ photo/Getty Images

この1年の成長も印象的だった

これまでも特別な選手ではあったが、2024年はバイエルン所属ドイツ代表MFジャマール・ムシアラにとって実りの多い1年となったのではないか。

今季からバイエルンはヴァンサン・コンパニが指揮しているが、そこでムシアラは絶対の主力だ。得点に絡む機会は格段に増えており、今季ここまでリーグ戦では9ゴール2アシストを記録。昨季の10ゴール6アシスト、一昨季の12ゴール10アシストの数字と比べると、得点数は早くも上回りそうな気配だ。

さらに今夏はドイツでEURO2024が開催され、ムシアラはドイツ代表でも主力だ。レヴァークーゼンMFフロリアン・ヴィルツとともにドイツ代表を長くリードしていく存在になると期待され、今後のドイツサッカー界のカギを握る存在であることをアピールする1年だった。

ブンデスリーガ公式によると、ムシアラも現在のバイエルンでのプレイに手応えを感じているようで、2025年も良い年にしたいと語っている。

「監督(コンパニ)は当初より戦術的で、とても良かったと思う。個人的にもレベルは上がっている。良いスタートを切れたと思うけど、まだ改善できる点もある。来年が楽しみだ。自分たちがどれだけ良いプレイをしているかが分かる。今の僕たちは学びを得て、来年に活かせるゲームをいくつもこなしてきた。1試合ずつ取り組み、それぞれのゲームから学ぶことが大事なんだ。そうすれば重要なゲームで勝つための知恵が身についてくる」

「今後代表チームでは、もちろんワールドカップを制したい。今はネーションズリーグに集中して、ワールドカップに向けて勢いを作る。イタリアとのゲームがあるから、まずはそれに勝ちたいね」

このままいけば、2026ワールドカップを迎える頃にムシアラとヴィルツはさらに恐ろしい選手になっていると予想される。大会の中心人物となり得るはずで、2列目で絡む2人こそドイツのカギだ。

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