ジェノアのヴィエラ監督、強豪ナポリに敗戦も後半の善戦を好評価 リーグ戦で上位チームになるには「後半のようなプレイを続ければ」と指摘

アルベルト・ジラルディーノ監督の後任に選出されたヴィエラ監督 photo/Getty Images

強豪ナポリ相手に押し込む展開を作るも敗北

ジェノアのパトリック・ヴィエラ監督が、首位のナポリ相手に善戦したチームに好評価を下した。

ジェノアは日本時間12月22日にセリエA第17節で2位のナポリと対戦。前半は押し込まれる展開となり、立て続けに2失点してしまうが、後半になると前半とは同じチームとは思えないほどの猛反撃を見せた。そして51分に1点を返すと、その後も強豪のナポリを押し込み続け、果敢に追加点を狙ったが、相手GKの好セーブもあり2−1で惜敗した。

試合後のインタビューで、ヴィエラ監督は「後半はうまくいった。よりアグレッシブにプレイして、より高い位置まで攻め上がった。同点ゴールを決められなかったのは残念だ。それに値する戦いをしたからだ。後半のようなプレイを続ければ、負ける試合よりも勝つ試合の方が多くなるだろう。それを選手たちにも伝えた」とチームの実力を評価した。

またヴィエラ監督は、ジェノアに来て5戦目にして初黒星を喫したが、この負けはチームを率いる上で糧になることを指摘。「ミラン戦でこの戦略を試し、1ポイントを獲得した。スクデット獲得を狙っているチームを相手に、我々はもう少しアグレッシブになる必要があるが、我々は後半にその勇気を示した。監督として、私も今日チームについて多くを学んだ」と前向きなコメントを残した。

確かに後半のジェノアは、セリエAでも屈指の攻撃力を発揮できるチームであることを垣間見せてくれた。あとは長いシーズンでどのように安定してその力を引き出せるか。ヴィエラ監督の采配に期待したい。

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