12月23日、高校バスケの日本一を決める『SoftBankウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』が開幕。初日で男子1回戦の全28試合のうち20試合が開催された。
2年前のウインターカップ優勝校で今年のインターハイ8強の開志国際(新潟)は阪南大(大阪)と対戦。2年前、当時1年生でありながら優勝に貢献した清水脩真、平良宗龍を擁する開志国際は、第1クォーターを27-10、第2クォーターを18-16とし、相手に流れを渡さず45-26で前半を終える。後半に入り、第3クォーターは相手の守備に苦戦し一時9点差に詰め寄られるが、最終第4クォーターは得点を重ね、最終スコア80-56で快勝した。
昨年のインターハイ王者である日本航空高校(山梨県)は、仙台大学附属明成高校(宮城県)との対戦。日本航空の絶対的エースである身長200センチの留学生オルワペルミ・ジェラマイアが28得点とチームをけん引し、日本航空が最終スコア65-63で制して2回戦進出を決めた。敗れた仙台大明成は福岡第一高校に敗れた昨年に続く2大会連続の初戦敗退。終盤の猛攻及ばず悔しい敗戦となった。
2年ぶり46回目の出場となった洛南(京都)は尽誠学園高校(香川県)との対戦。名門対戦となったこの試合は第3クォーターまで尽誠学園に59-64 でリードされるも、第4クォーターを19-10で終え、78-74でチームを2回戦へと導いた。一方敗れた尽誠学園は今夏のインターハイに続く初戦敗退。B3リーグ香川ファイブアローズに所属した経験を持つ金山颯が38得点を挙げたものの、チームを勝利へと導くことができなかった。
このほか、前回大会ベスト4の藤枝明誠(静岡)、今年のインターハイ8強の報徳学園(兵庫)などが快勝して2回戦へ。優勝候補とされる福岡大学附属大濠高校(福岡県)は仙台大明成に勝利した日本航空と、今年のインターハイ王者である東山高校(京都府)は九州学院高校(熊本県)と対戦することとなった。
1回戦の試合結果と、24日の対戦カード、2回戦の対戦カード一覧は以下のとおり。
北陸(福井) 95-49 秋田工(秋田)
桜丘(愛知) 76-46 佐賀東(佐賀)
新田(愛媛) 72-65 文星芸術大附(栃木)
藤枝明誠(静岡) 94-74 岡山商科大附(岡山)
正智深谷(埼玉) 83-68 東海大付諏訪(長野)
高山西(岐阜②) 55-47 土浦日本大(茨城)
八王子学園八王子(東京①) 76-60 帝京長岡(新潟②)
富田(岐阜③) 87-54 東海大付札幌(北海道②)
報徳学園(兵庫) 78-65 羽黒(山形)
光泉カトリック(滋賀) 77-69 高松商(香川②)
前橋育英(群馬) 70-38 八戸工大第一(青森②)
高知中央(高知) 88-66 米子工(鳥取②)
北陸学院(石川) 74-68 八戸学院光星(青森①)
長崎工(長崎) 80-64 和歌山南陵(和歌山)
四日市工(三重) 69-65 専修大附(東京③)
洛南(京都②) 78-74 尽誠学園(香川①)
九州学院(熊本) 94-70 県立松江東(島根)
高岡工芸(富山) 64-59 青洲(山梨②)
開志国際(新潟①) 80-56 阪南大(大阪)
日本航空(山梨①) 65-63 仙台大明成(宮城)
24日の対戦カード
豊浦(山口) – 福島東稜(福島)
鳥取城北(鳥取①) – 黒沢尻工業(岩手)
川内(鹿児島) – 國學院大學久我山(東京②)
京都精華学園(京都③) – 柳ヶ浦(大分)
海部(徳島) – 美来工科(沖縄)
瀬戸内(広島) – 延岡学園(宮崎)
天理(奈良) – 船橋市立船橋(千葉)
桐光学園(神奈川) – 駒澤大附属苫小牧(北海道①)
2回戦の対戦カード
東山(京都①) – 九州学院(熊本)
北陸(福井) – 桜丘(愛知)
高山西(岐阜②) – 正智深谷(埼玉)
新田(愛媛) – 藤枝明誠(静岡)
報徳学園(兵庫) – 光泉カトリック(滋賀)
富田(岐阜③) – 八王子学園八王子(東京①)
前橋育英(群馬) – 高知中央(高知)
日本航空(山梨①) – 福岡大学附属大濠(福岡①)
四日市工業(三重) – 洛南(京都②)
北陸学院(石川) – 長崎工業(長崎)
高岡工芸(富山) – 開志国際(新潟①)