昨季に続いてオールド・トラッフォードでマンUを3発粉砕 ソランケが抜けてもプレミア5位に押し上げるボーンマス指揮官イラオラの手腕

好調を維持するボーンマス photo/Getty Images

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平均シュート数もリーグ2位

マンチェスター・ユナイテッドにとっては悪夢再びといったところか。21日にプレミアリーグ第17節でボーンマスをホームに迎えたマンUは、0-3と完敗を喫した。

マンUは昨季も本拠地オールド・トラッフォードでボーンマスに全く同じ0-3のスコアで敗れていて、昨季はFWドミニク・ソランケ、DFマルコス・セネシ、MFフィリップ・ビリングのゴールに沈んだ。

かつてのオールド・トラッフォードは要塞だったが、そこで2シーズン続けて中堅クラブのボーンマスに0-3で敗れたマンUの完成度は多いに問題だ。しかし同時に、それを実現したボーンマス指揮官アンドニ・イラオラへの称賛も忘れてはならない。
昨季はソランケがリーグ戦で19ゴールと爆発したが、その活躍から今夏にトッテナムへと移籍。ボーンマスは絶対の得点源を失うことになった。しかしその影響を感じさせない戦いぶりで、現在はマンチェスター・シティをも抑えてプレミア5位に位置している。

イラオラの戦い方は一貫しており、今季も平均ポゼッション率はリーグワースト5位の44.9%と低い。しかしチーム全体でのハードワークが徹底されていて、ボールを奪ったところからの速攻には威力がある。ここまで1試合平均16.5本のシュート数はマンCに次ぐリーグ2位の多さだ。

ソランケ退団に合わせてFCポルトからFWエヴァニウソンは獲得したが、ソランケの穴を完全に埋めたわけではない。代わりにFWジャスティン・クライファート、アントワーヌ・セメンヨといった選手の成長を促し、イラオラはチームを5位へと押し上げてきたのだ。

データサイト『WhoScored』も『プレミアリーグで最も戦うのが難しい相手の1つ』とボーンマスを評価していて、上位クラブにとっては厄介な相手だろう。ボール奪取力とカウンターに強みを持つチームは常に脅威となる。

クラブの目標は大きく欧州カップ戦出場権獲得だが、この勢いを後半戦も継続できるか。

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