ムシアラとは共存不可能?ドイツ有識者はヴィルツのバイエルン行きに反対「リスクが大きすぎる」

レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツ photo/Getty Images

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去就に大きな注目

昨シーズンは無敗でリーグ優勝を達成したレヴァークーゼンの主軸としてチームを牽引し、ブンデスリーガの年間MVPにも選ばれたフロリアン・ヴィルツは、21日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第15節フライブルク戦でも1ゴール3アシストの活躍を見せるなど今シーズンもハイパフォーマンスを維持している。

21歳にしてレヴァークーゼンだけでなくドイツ代表でも中心的存在となっているヴィルツをめぐっては、既にレアル・マドリードやマンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンといった複数のビッグクラブが獲得を検討しているとされ、数年後にステップアップを果たすことが有力視されている。

とりわけ同選手とともにドイツの至宝と評されているジャマル・ムシアラのいるバイエルン行きの可能性についてはドイツ国内でも大きな注目点となっているが、元ドイツ代表で現在は解説者を務めるディトマール・ハマン氏は、ドイツメディア『SKY Sports』の番組に出演した際にヴィルツはバイエルンに行くべきではないと語っている。
「ムシアラとヴィルツが同じチームでプレイできるかについて、私には大きな懸念がある。二人が同じチームにいれば、どちらかは苦しむことになる。私がヴィルツならリスクが大きすぎると感じる」

「彼らはどちらもピッチ中央の位置が一番向いている。バイエルンではサイドプレイヤーを置くシステムを採用しているので、ヴィルツが来ればどちらかをサイドで起用しなくてはならない。EURO2020ではヴィルツに見せ場は全くなかった。ムシアラが中心に置かれ、ヴィルツは脇に追いやられた。それは彼にとって非常に残念なことだった」

若き二人の天才の共演を夢見るバイエルンサポーターは多いかもしれないが、実際に彼らを共存させるのは想像以上に難しい課題であるというのがハマン氏の見解のようだ。

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