ペップはもっとドクを頼るべき!? ハーランド頼みの攻撃の解決策となるは唯一無二のドリブラー「シティが切実に必要としている予測不可能な攻撃の脅威」

ドクはマンCの救世主となれるか photo/Getty Images

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ここまで3ゴール3アシスト

直近の公式戦12試合で9敗と現在絶不調のマンチェスター・シティ。怪我人が続出し、崩壊している守備に批判が集まるも、攻撃陣の火力のなさも気になるところ。

エースストライカーのアーリング・ハーランドはここまで公式戦24試合で18ゴール1アシストをマークしているものの、他の選手にゴールが生まれていない。

昨季MVPのフィル・フォーデンは公式戦19試合で4ゴール2アシスト。ケビン・デ・ブライネもコンディションが安定せず、ここまでは公式戦15試合で2ゴール2アシストに留まっている。ベルナルド・シウバ(公式戦24試合で2ゴール4アシスト)、ジャック・グリーリッシュ(公式戦18試合で2アシスト)、サヴィーニョ(公式戦22試合で5アシスト)も数字を残せておらず、攻撃陣に元気がない。さらに以前は得点力にも定評があったイルカイ・ギュンドアンもロドリの離脱により、低い位置でのプレイが多いため、公式戦23試合で2ゴール1アシストだ。
現状、ハーランドかヨシュコ・グヴァルディオル(公式戦25試合で4ゴール)が主な得点源となっているシティだが、この問題を解決する可能性がある選手として英『Manchester Evening News』が注目しているのがジェレミー・ドクだ。

ドクは現在公式戦19試合に出場し、3ゴール3アシストを記録。圧巻の数字を残しているわけではないが、同メディアはドクのドリブルは「シティが切実に必要としている予測不可能な攻撃の脅威」と主張し、もっと出場時間を与えるべきだと考えている。

「彼だけが唯一の解決策というわけではないし、シーズンを通して頼りにできるほどの安定した水準にはまだ達していない。しかし、彼はシティが他の誰からも得られないものを提供しており、試合に出場し続ければ彼とクラブに利益をもたらすかもしれないと感じられる」

怪我や過密日程による影響もあるかもしれないが、ドクのここまでのプレイ時間は924分と少ない。確かにグリーリッシュに比べると、守備への貢献やファイナルサードでの精度、試合のペースをコントロールするという点では劣る。しかし仕掛ける選手が少なく、横パスやバックパスの多い今のシティの攻撃は相手ディフェンダーにとって脅威になっていない。

そんななか、積極的に仕掛けることができ、単体で突破しチャンスを作り出せるドクの存在は貴重で、今のペップ・シティでは数少ない得点のにおいを感じさせる選手の1人だ。対戦相手やゲームプランに合わせて起用する選手も変わってくるが、ペップ・グアルディオラはもっとドクを頼りにしてもいいかもしれない。


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