UFC世界フェザー級王者イリア・トプリアの兄がUFC312でデビューか 打撃で寝技でも勝ちを収めているチャンピオンの兄の強さはいかに

弟(写真右)のサポートのためにキャリアを休止していた兄アレクサンドル(写真左) photo/Getty Images

1年8か月ぶりに試合

UFCの男子世界フェザー級王者のイリア・トプリアの兄、アレクサンドル・トプリアがUFCデビューするようだ。

『MMA FIGHTING』によると、アレクサンドルのデビューは、日本時間2月9日に行われるUFC312のバンタム級での一戦で実現する予定だという。対戦相手は通算成績8勝1敗のコーディ・ハッドンだ。

28歳のアレクサンドルは、これまでの総合格闘技のキャリアが5勝1敗で、3つのTKO勝ちと2つのサブミッションによる勝利を収めている。

直近の試合は2023年5月に遡り、試合を行うのは約1年8か月ぶりとなるが、このブランクは故障ではなく、弟イリアのフェザー級タイトル獲得のためのサポート役として時間を捧げていたためだという。その目標を見事に達成し、今度は自身のキャリアを再開させる。

対戦相手のハッドンは26歳で、打撃がメインだが寝技もこなせるファイター。コンテンダーシリーズでビリー・ブランドを相手に、1ラウンドでサブミッション勝ちを収めた後、UFCと契約した。唯一の敗北は2021年に元フライ級タイトル挑戦者のスティーブ・エルセグに喫したもの。アレクサンドルとは似たようなタイプの強敵だが、チャンピオンの兄がどのような戦いを見せるか、興味深い一戦となりそうだ。

UFC312は、ドリカス・デュ・プレシスとショーン・ストリックランドの再戦となるミドル級タイトルマッチや、女子のストロー級タイトルマッチ、ウィリー・チャン対タチアナ・スアレス、それと日本人ファイターの鶴屋怜の試合も予定されており、いずれも好カードの注目の大会だ。

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