元総合格闘家のマット・ブラウン氏が、なかなかMMAに復帰しないコナー・マクレガーに対し大胆な発言を展開 「UFCで戦うことは2度とないと思う」

MMA復帰が延期されたままのマクレガー photo/Getty Images

ボクシングの試合を行うことにも言及

元総合格闘家のマット・ブラウン氏が、長らくUFCで試合をしていないコナー・マクレガーに対し、注目の発言をした。

元UFC世界二階級制覇王者のマクレガーは、2021年7月にダスティン・ポワリエ戦で足を骨折して以来、オクタゴンに復帰できていない。2024年7月にはマイケル・チャンドラー戦が組まれたものの、今度はマクレガーが足の小指を骨折し、延期になってしまっていた。

その後、チャンドラーとの試合は再び組まれることがないまま、マクレガーはYouTuberでプロボクサーのローガン・ポールとボクシングの試合を行う予定であることをSNSで発信した。

そしてブラウン氏は、今回『MMA FIGHTING』のインタビューで、マクレガーのこの選択について、所感をこう述べた。

「彼はローガン・ポールとUFCで戦うのか? それは明らかにノーだと思う。彼はUFC以外で戦うのか? UFCが許可すれば、それはいつでも可能だと思う。ただUFCがそれを支持するかどうかはわからない。これらの契約がどう展開するかはわからない。しかし、彼はUFCで戦うのか? ノー、これ以上は言わないでおこう。彼はUFCにはいないだろう。彼がUFCで戦うことは二度とないと思う」

ブラウン氏がこのように大胆に語った理由は、特にマクレガーが本気で試合に復帰しようとしている態度が見られないためと語っている。そして今回のようにトップファイターではないローガン・ポールとの試合を優先させている態度は、その感を強めたようだ。

「ローガン・ポールと戦えば、大金が稼げる。もちろん、彼はそうするだろう。彼はUFCに戻ってきて、クソみたいに強いイスラム・マカチェフとか、ダスティン・ポワリエとかネイト・ディアスなどと戦う必要はない。彼はただプロボクサーではない男とボクシングをするだけだ」

恐らくブラウン氏は、リスクが少なく話題を集め、大金を稼げる試合を選んだマクレガーに対し、格闘家としての矜持が感じられないと言いたいのだろう。

ブラウン氏はインタビューの最後に、近年では試合よりも私生活が第一に注目されるような彼の現状についても言及した。

「もし彼がUFCに戻ってきて戦うなら、盛り上がりに関しては何の問題はない。もし彼が戻ってきてチャンドラーや他の誰かと戦うなら、盛り上がるだろう。その時、私たちが注目するのは試合内容だ。正直に言うと、コナーがローガン・ポールと戦うことは興味深いけれども、彼が置かれている状況、彼の今の暮らし方、彼の話題ある人生の方が興味深いだけになってしまうよ」

確かにブラウン氏が言う通り、格闘家は本職である試合内容が話題の中心にあるのが通例かもしれない。ただマクレガーは、ローガン・ポールとの試合の後に、本格的にオクタゴン復帰することも示唆しており、まだUFCで復帰する可能性は十分ある。

果たしてブラウン氏の予発言通りとなるのか、それとも本人の言葉通り、ボクシングの試合を経て復帰するのか、今後の動向に注目したい。

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