やはりバルサ、レアル組が強い? メッシ、C・ロナウド、イニエスタら『21世紀最強ベストイレブン』を選ぶならどうなる

バルセロナで長く活躍したイニエスタ photo/Getty Images

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英メディアの選出はいくつか議論が割れそうなポジションも

間もなく2025年を迎えるが、21世紀のベストイレブンを選ぶならばどんな構成になるだろうか。

答えを出すのは難しいが、今回英『GIVE ME SPORT』が21世紀を代表する各ポジションのエキスパートを選出。獲得してきたタイトルの数などを含め、究極のベストイレブンを作成している。

GK:マヌエル・ノイアー
サイドバック:トレント・アレクサンダー・アーノルド、マルセロ

センターバック:セルヒオ・ラモス、フィルジル・ファン・ダイク

MF:シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、ルカ・モドリッチ

FW:リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、クリスティアーノ・ロナウド


GKに関しては、イケル・カシージャス、ジャンルイジ・ブッフォンも有力候補だろう。カシージャスはレアル・マドリード、スペイン代表で多くのタイトルを手にしており、その中にはEUROとワールドカップも含まれる。ただ、同メディアは時代に与えた影響力を考慮。ノイアーが見せてきた『スイーパーGK』の概念は今や当たり前のものとなり、GKの守備範囲や足下の技術は格段に向上している。GKの常識を変えたという意味では、21世紀のNo.1にふさわしい存在か。

右サイドバックで選出されたアーノルドにも様々な議論があるだろう。ここは元ブラジル代表のマイコン、ダニエウ・アウベス、バイエルンとドイツ代表で活躍した万能型のフィリップ・ラームなど、他にもスペシャリストがいる。ここが最も意見の分かれそうなポジションだが、同メディアはアーノルドのサイドバックとは思えぬチャンスメイク力を評価。すでにリヴァプールで100以上のゴールに関与していて、アーノルドもサイドバックの常識を変えた1人と言えるだろうか。

センターバックで選ばれたラモスは、DFとは思えぬ得点力を発揮してきたところもポイントが高い。やや熱くなって冷静さを欠くところもあったが、身体能力を活かした守備もハイレベルだ。相棒に選ばれたファン・ダイクは冷静沈着なリーダーであり、地上戦から空中戦まで苦手なものがない。リオ・ファーディナンド、カルレス・プジョルらも候補だが、全てを兼ね備えたDFとしてはファン・ダイクが理想形と言えるか。

それより前のポジションは全員バルセロナ・レアル・マドリードに在籍していた選手で構成されていて、いかに両チームの影響力が大きかったかを示している。バルセロナとスペインで黄金期を作ったシャビ、イニエスタ、メッシの選出は文句なしで、同じくレアルでCL3連覇などを成し遂げてきたモドリッチとロナウドもふさわしい。中盤ではトニ・クロースもふさわしいが、モドリッチはバロンドールも獲得した実績がある。レアルから選ぶならモドリッチの方になるのだろうか。

センターフォワードはカリム・ベンゼマ、ズラタン・イブラヒモビッチ、ロベルト・レヴァンドフスキ、ウェイン・ルーニーなど他にも候補者がいるが、同メディアは『史上最も決定力のあるフィニッシャーの1人』としてスアレスを選んでいる。ブラジルの元祖怪物ロナウドも凄かったが、21世紀で見れば怪我の影響で全盛期を過ぎていたとの印象もある。スアレスがキャリアの中で496ゴール・260アシストを決めてきたことを考えると、スアレスこそ21世紀最強のセンターフォワードとなるか。

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