あちらを立てればこちらが立たず? アモリム・ユナイテッドはテン・ハーグ時代と別の問題に悩まされている

アモリムの下で再建を目指すマン・ユナイテッド Photo/Getty Images

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解決策はあるのか

現在、不調から抜け出すために奮闘中のマンチェスター・ユナイテッド。エリック・テン・ハーグ前監督を解任し、ルベン・アモリムを新指揮官に据えたが、前監督の時とはまた別の問題があるようだ。『Manchester Evening News』が伝えている。

今季、テン・ハーグ前監督時代のマン・ユナイテッドは、突然素晴らしいプレイを見せる個性的な選手が集まるチームだと考えられていた。しかし、アモリム監督が就任してからは個人のミスで勝ち点を落とすことが増えてしまったと地元紙は分析している。

[3-4-2-1]のフォーメーションを用いて、ビルドアップや守り方の改善を図ってきたアモリム。ハリー・マグワイアやマヌエル・ウガルテのように今まで批判をされてきた選手達の調子が上がり、高パフォーマンスをみせるなど新指揮官就任の影響が早くも出始めている状況だ。このようにチームとしてのまとまりが出てきた一方で、選手個人の観点からみると攻守ともに致命的なミスが多く、それが敗因となっていることがあるという。
最近行われたトッテナム・ホットスパー戦やウォルバーハンプトン戦ではあまりにも選手個人のミスが多く、その結果がカップ戦の敗退や順位表に大きく影響してしまっている。チームがやろうとしている戦術やパフォーマンスは悪くないため、あとは選手の質さえ上がれば勝ち星が積み上がってくるのではないだろうか。何人もいた怪我人は数名を除き、ほとんどがスカッドに戻ってきた。このまま3バックの基本戦術は変えないとみられるアモリムが求めるのは、選手の変化だろう。一部の選手を除き、多くの選手が売却対象とされているため、今冬から早速血の入れ替えを行うのだろうか。

個人のミスが減らない限りは、アモリムのプレミアリーグ挑戦は非常に厳しいものとなるだろう。転換期を迎えている新生マン・ユナイテッドから目が離せない。

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