ワールドシリーズでヤンキースファンの妨害行為にあったムーキー・ベッツ 特別番組にゲスト出演し、「クソ野郎」「ボールを投げつけてやろうかと」と改めて怒りをぶつける

今シーズン守備では内野と外野をこなしたベッツ photo/Getty Images

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ケガのリスクもあった危険行為

ロサンゼルス・ドジャースに所属するムーキー・ベッツが、「Peacock」の年末特別番組に出演し、ワールドシリーズで起きたあのハプニングについて振り返った。

そのハプニングとは、ヤンキースタジアムで行われたワールドシリーズ第4戦の1回裏、ドジャースの守備でベッツがライトを守っている時に起きた。ヤンキースの1番打者、グレイバー・トーレスが右翼フェンス際へ高いフライを打ち上げると、ベッツがグラブを伸ばして見事なキャッチを見せた。ところが、フェンス際の最前列で観戦していた男性客2人がベッツの腕とグラブを掴み、ボールをむしり取ろうとしたのだ。

ベッツもその妨害する観客の手を振りほどこうと抵抗すると、ボールはその弾みでグラブからこぼれ落ちてしまった。審判も目の前でその妨害行為を目撃。ベッツが怒りの表情でアピールする中でアウトのコールをした。妨害したファンの2人は即座に退場させられ、しかもシーズンチケット保有者だったため、ヤンキースが第5戦の入場も禁止した。
番組内でベッツは、そのハプニングについて今何を思っているかと聞かれると「あいつらにクソ野郎って言ってやるよ」と語り、続けて「ボールを投げつけてやろうかとも思った」とその時の本音も明かした。

ベッツが怒るのも当然で、一歩間違えれば腕の関節がフェンスで固定され骨折の大ケガにつながるような危険行為だった。選手の体を無理やり掴むなど、少し考えればわかるような軽率な迷惑行為は自重してもらいたいものだ。

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