御年71歳、ベティスのペジェグリーニ監督が、引退前に母国チリ代表をW杯で率いる夢を語る 

かつてレアル・マドリードも率いたペジェグリーニ監督 photo/Getty Images

続きを見る

監督歴は30年以上だがA代表の監督は未経験

御年71歳のマヌエル・ペジェグリーニ監督が、「ESPN」のインタビューで監督業から引退する前に叶えたい夢があることを明かした。

ペジェグリーニ監督は現在ラ・リーガの最年長監督であり、レアル・ベティスを率いて5シーズン目を迎えている。クラブとの契約は2026年6月まで残っており、このまま解任や契約延長がなければ72歳で満了となる。

その年になってもサッカー界の第一線で活躍する体力や気力は並々ならぬものを持っていることが窺える。ただ本人はそれでも監督業からの引退をそろそろ想定しているようだ。
今回のインタビューで、ペジェグリーニ監督は母国のチリ代表チームを率いる願望があることを語った。

「後で後悔するかもしれないが、私はクラブチームではなく、チリ代表の監督になりたい。W杯で母国を率いてキャリアを終えたいと思っている」

ちなみに次回のW杯は2026年に米国、メキシコ、カナダで開催され、その次は2030年まで待たなければならない。その大会はスペイン、ポルトガル、モロッコが開催国で、W杯100周年記念として特別に初めの3試合だけウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイで行われる予定となっている。

現在のチリ代表は、リカルド・ガレカ監督が務めており、2026年W杯南米予選では10チーム中9位と大きく沈み、出場はかなり厳しい状況にある。もしペジェグリーニ監督が夢を叶えるとしたら、2030年のW杯が照準となるかもしれない。

その時、彼は76歳になっている。ちなみに76歳で監督を務めた人物として有名なのは、ロイ・ホジソン氏だろう。今年の2月までクリスタル・パレスを率いていた。ペジェグリーニ監督の夢の実現も決して不可能ではないことがわかる。

果たして彼にそのチャンスはやってくるのか、今後の動向に注目したい。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.300 プレミア戦線異常アリ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ