2024年最も印象的だったゴールはどれ? 英紙も驚いた浦和FWサンタナ、福岡FWザヘディの超ロングシュートに、ベリンガムの劇的弾も

スロバキア戦でベリンガムが決めたゴールはEURO2024でも最高クラスのインパクト photo/Getty Images

2024年も多くのスーパーゴールが生まれた

2024年も間もなく終わりを迎える。今年もサッカー界では数多くのゴールが生まれたが、その中から英『The Guardian』がいくつか印象的だったゴールを取り上げている。

まず最初にロングシュート部門では、Jリーグより浦和レッズFWチアゴ・サンタナが4月のFC東京戦で決めたスーパーロングシュートだ。自陣でボールを拾ったサンタナは、ドリブルをしながら相手GKの位置を確認し、ハーフウェイラインから思い切って左足を振り抜いた。弾丸と呼ぶべき勢いでボールはネットに突き刺さり、普通のロングシュートではなかった。同メディアも走りながらロングシュートを放ったことに驚いており、「ブラボー!」と絶賛だ。



さらにJリーグからは、今年5月に行われたアビスパ福岡VSガンバ大阪の一戦でアビスパ福岡FWシャハブ・ザヘディが決めた超ロングシュートも選ばれている。距離では前述のサンタナをも上回るインパクトがあり、自陣深くから振り抜いた左足がネットを揺らした。シュートの発想、技術の両方が絶品の一撃だ。



イングランドからは、プスカシュ賞候補にもノミネートされたハル・シティMFジェイデン・フィロジーンのラボーナショットが印象的だ。4月に行われたイングランド2部のロザラム・ユナイテッドVSハル・シティにて、0-1とリードされた71分にハル・シティMFフロジーンが右サイドからラボーナでネットを揺らしたのだ。



さらにラボーナからもう1つ。ウガンダ1部のキタラに所属するウガンダ代表FWデニス・オメディがカンパラ・シティ戦で決めたラボーナも強烈だ。こちらはプスカシュ賞の3位に選ばれており、ラボーナの難易度ではフィロジーンの一撃より上か。



ドリブル突破からのスーパーゴール部門では、ウェストハムFWモハメド・クドゥスがヨーロッパリーグの準々決勝フライブルク戦で決めた一撃が見事だった。自陣でボールをカットしたところから独走し、次々と相手DFをかわしてシュートを決めた。ドリブルのスキルでは、現在プレミアリーグでプレイする選手の中でもトップクラスだろう。



新時代の幕開けを感じさせる一撃としては、EURO2024準決勝フランス戦でスペイン代表FWラミン・ヤマルが決めたシュートだ。17歳にしてスペインの主力となったヤマルは、得意の右サイド寄りの位置からドリブルでフランス守備陣を翻弄し、左足でファーサイドへシュート。あの大舞台でこれが出来るティーンエイジャーなどほとんどいないだろう。2025年はヤマルからもっとスーパーゴールが生まれるかもしれない。



マンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドがチャンピオンズリーグのスパルタ・プラハ戦で決めた一撃もアクロバティックだった。右サイドからのクロスに左足ヒールで合わせていて、ズラタン・イブラヒモビッチが見せていたような曲芸ゴールだ。



狙ったのか、それとも偶然か。そんな不思議部門からは、オサスナDFヘスス・アレソが決めたびっくりゴールだ。右サイドから強引にクロスを蹴ったように見えたが、DFの股間を通ったボールは吸い込まれるようにゴールへ。狙っていたのだとすれば、とんでもないスーパーゴールだが……。



狙い通りなのかよく分からない一撃では、CONCACAFネーションズリーグのコスタリカ戦にてホンジュラス代表FWミカエル・チリノスのゴールに繋がった一連のパスワークだ。果たしてラストパスからダイレクトボレーへの流れは狙い通りだったのか。いずれにしても美しいワンタッチゴールだ。

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