記念すべき通算500試合目へマンC・ペップは最悪の状態 ベテランと若手のバランスが悪くなっているとの指摘「2016-17シーズンと同じ」

マンCを指揮するグアルディオラ photo/Getty Images

中堅組の減少が問題に

29日、マンチェスター・シティはプレミアリーグ第19節でレスター・シティと対戦する。そしてこのゲームが指揮官ジョゼップ・グアルディオラにとってマンCでの500試合目だ。

盛大に祝いたい節目ではあるが、現在のチーム状況は最悪と言っていい。プレミア王者マンCが急に勝てなくなり、現在のリーグ順位は7位だ。優勝どころか、トップ4も怪しくなってきている。

『ESPN』はグアルディオラの500試合目を前に、現在の状況が就任初年度の2016-17シーズンに似ていると指摘する。それは、選手たちの年齢バランスだ。

「グアルディオラが就任した2016-17シーズン、全コンペティションで700分以上出場した22名のうち12人が30歳以上、5人が22歳以下だった。25歳のデ・ブライネはピークに近づき、28歳のアグエロ、オタメンディも優れていた。しかしチーム全体はグアルディオラ就任前の段階でマンネリ化しており、スターリングやストーンズ、サネといった新戦力組も適応に時間が必要だった」

「499試合を終えた今、現状は当時と同じに思える。ここまで600分以上出場した19名のうち、11人は29歳以上、4人は22歳以下で、全盛期と呼べる年齢にあるのはハーランド、フォーデン、ヌネス、ルベン・ディアスくらいだ」

中堅組が少なく、ピークの状態にある選手が限られているのが問題か。当時のマンCではMFフェルナンジーニョ(31)、ダビド・シルバ(30)、DFガエル・クリシー(30)、アレクサンダル・コラロフ(30)、GKクラウディオ・ブラーボ(33)、ウィリー・カバジェロ(34)、MFヤヤ・トゥレ(33)、DFバカリ・サニャ(33)、パブロ・サバレタ(31)など、確かに30代に入っている選手は多かった。

その後もチームで活躍した選手もいるが、活性化へ若い新戦力を必要としていたのは明らかだ。現在のチームはグアルディオラ体制で多くのタイトルを手にし、1つの完成の時を迎えた、その一方で世代交代に遅れが生じ、年齢バランスが乱れてしまったか。

同メディアは最悪の状態で500試合目を迎えると伝えているが、今これを祝っている雰囲気ではないだろう。レスター戦で悪い流れを断ち切れるのか、名将グアルディオラ最大のピンチと言っていい時間が続いている。

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