チームを立て直す一手を打てるか ユナイテッドに今冬起こりうる7つの取引

アモリムはチームを早急に立て直さねばならない Photo/Getty Images

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ビッグディールが成立する可能性は高くないが……

プレミアリーグ第18節でウォルバーハンプトンに敗れ、現在リーグ14位のマンチェスター・ユナイテッド。11月にルベン・アモリム新監督を迎えてからも成績は上向かず、来る1月の移籍市場での動きも注目されている。

英『THE Sun』は、この冬に起こりうる取引について触れている。大きな動きとしては、まずFWマーカス・ラッシュフォードの退団だ。「新たな挑戦の準備ができている」と語ったインタビューが世に出て以降このFWは悪い意味で注目を集めてしまっており、ここ数試合はメンバーから外されている。アモリムは彼を擁護するような発言もしているが、トラブルメイカーを手元に置いておくことにあまりメリットがあるとは思えず、売却の第一候補であることは間違いないだろう。現実的にはこの冬はローンが濃厚か。

FWアントニーも序列がすっかり下がってしまい、現時点では失敗とみなされている選手だ。代理人のジュニオール・ペドロソ氏は複数のクラブからの関心があることを明らかにしたようだが、ユナイテッド側はアントニー放出には否定的であるとも伝えられている。DFハリー・マグワイアはPSR(収益性と持続可能性に関する規則)の要件を満たすために売却される可能性があるようだ。
また、左サイドバックの人材不足は継続的な問題となっている。パラグアイのセロ・ポルテーニョからディエゴ・レオンという17歳の左サイドバックを獲得する契約が完了に近づいているようだが、現在プレミアリーグのクラブは海外から18歳未満の選手を獲得することができないため、同選手がプレイするのは夏以降となる。以前チームに所属していたベンフィカの左SBアルバロ・フェルナンデスも獲得が噂される選手の一人で、2500万ポンドで買い戻すことができるという。左サイドの補強としてはこちらの方が現実的だ。

中盤では、セリエAのアタランタで活躍を見せるMFエデルソンの獲得に目を向けているといわれる。アタランタでは現在のユナイテッドと同じ[3-4-2-1]システムが採用されており、これはアモリムにとって戦術を浸透させる助けとなるかもしれない。

また、スポルティングCPでアモリムの重要な選手の一人であったFWヴィクトル・ギェケレシュが指揮官の後を追うのではという見方も根強い。スポルティングはアモリムの退団以降混乱に見舞われており、注目のこのストライカーがチームを出たいと思っていても不思議はないが、8300万ポンドともいわれる契約解除金を支払い獲得するのは現実的には厳しいか。

チームを改善させる一手を打ちたいところだが、冬の移籍市場でビッグディールが成立する可能性は低い。ユナイテッドはなんらかの取引を成功させ、復活の布石とすることはできるだろうか。

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