ヤマル、エステヴァン、エンドリック、ギュレルら驚異の才能を持つ“10代プレイヤー”たち 2024年はティーンエイジャー大活躍の1年に

エステヴァン・ウィリアンはパルメイラスで大ブレイク photo/Getty Images

続きを見る

10代プレイヤーたちが世界にその名を響かせた

ここ1、2年ほどで急激に伸びてきたのが『10代の選手たち』だ。10代からトップクラブのスタメンに入る者が増えており、2024年も世界にその名を轟かせた若手が何人もいた。

その中でも最大のインパクトを放つのは、バルセロナとスペイン代表の両方で主力となっている17歳FWラミン・ヤマルだ。次代のスーパースターと言っていい逸材で、この1年でヤマルの名前は世界を駆け抜けた。

そのヤマルと同じくバルセロナ&スペイン代表で主力のDFパウ・クバルシ(17)も驚異の才能だ。10代からバルセロナの最終ラインに入るのは特別なことで、その重要性はヤマルにも負けていない。
まだポテンシャルが完全開花したとは言えないが、ブラジルの若きアタッカーたちも人気だ。今夏レアル・マドリードに合流したFWエンドリック(18)、バルセロナでは躓いたが、レンタル移籍したレアル・ベティスでは時折才能を覗かせているFWヴィトール・ロッキ(19)、チェルシー入りが内定しているパルメイラスFWエステヴァン・ウィリアンの才能も特別だ。彼らがこのまま世界的スターに育つかは分からないが、今ブラジルサッカー界は悩みの中にある。かつての支配的だったカナリア軍団の強さを取り戻せるのか、2025年より彼らの世代にかかる期待は大きくなる。

相変わらず優秀な若手を輩出し続けているフランスからは、パリ・サンジェルマンMFウォーレン・ザイール・エメリ(18)、怪我から復帰したマンチェスター・ユナイテッドDFレニー・ヨロ(19)、今夏のパリ五輪での活躍もあってパリ・サンジェルマンへ移籍したFWデジレ・ドゥエ(19)、出番は限られているが、ドイツの名門バイエルンで昨季から結果を出してきたFWマティス・テル(19)といった逸材がおり、彼らがA代表の主軸になっていく日は近いか。

南米からはエステバンと同じくチェルシー入りが内定しているエクアドル代表MFケンドリー・パエズ(17)トルコではレアル・マドリードMFアルダ・ギュレル(19)、ユヴェントスの10番を任されるFWケナン・ユルディズ(19)が一気に知名度を上げた。今後のトルコサッカー界をリードする2人だ。


この1年は続々とティーンエイジャーがブレイクすることになり、サッカー界の世代交代を感じさせる1年だったと言える。彼らはもう単なる期待の若手ではなく、2025年の主役候補たちだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.300 プレミア戦線異常アリ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ