カタールがガルフカップGS敗退 アジア王者が苦戦した2つの要因

カタールの中心選手アクラム・アフィフ Photo/Getty Images

続きを見る

最下位で大会を去ることに

現在クウェートで開催されているガルフカップは第3節が27日に行われ、アジア王者のカタール代表がホスト国のクウェートと対戦。1−1の引き分けに終わった。

この大会でカタールはオマーン、UAE、クウェートと同組。初戦のUAE戦は1−1、2戦目のオマーン戦は1−2で敗戦、そして今回のクウェート戦。カタールは2分1敗で1勝もできずグループ最下位でこの大会を終えることとなった。

カタールは現在行われている北中米ワールドカップ・アジア最終予選でも苦戦を強いられている。イランやウズベキスタンと同じグループAに所属するカタールは、現在2勝1分3敗勝ち点7の4位。2位ウズベキスタンとは6ポイント離れており、第6節のUAE戦では5−0と大敗を喫するなどアジア王者として相応しくない結果を残している。
カタールメディア『Al Watan』では、今回のガルフカップで早期敗退してしまった2つの要因に触れている。1つは今大会に向けての準備不足。カタールは今月11日にそれまで率いていたマルケス・ロペス監督を解任し、アシスタントコーチを務めていたルイス・ガルシアが就任。この監督人事において決断を下すまでに時間がかかってしまい、結果的に大会直前での決断となってしまい、大会に向けての準備が十分でなかったことを指摘している。

2つ目にローテーションの弊害。前監督のマルケス・ロペス監督はメンバーを固定せず毎試合で大幅にローテーションを実施。その結果チームのアイデンティティやプレイスタイルが定まらず、チームが一定のレベルにいられなかったという。カタールが最終予選で苦戦する理由の一つにこれが挙げられており、ルイス・ガルシア監督もこのガルフカップで同じやり方で臨んでしまったために、チームはずっと不安定でこのような結果に終わってしまった。

新体制となりここから向上していきたいカタール代表にとって、今回のガルフカップはとても痛い結果となってしまったようだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.300 プレミア戦線異常アリ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ