元アストン・ヴィラMFリー・ヘンドリー氏はクリスタル・パレスでプレイするFWエディ・エンケティア(25)を痛烈に批判した。
今夏アーセナルを離れ、新たな挑戦を決断したエンケティアだが、ここまでは苦戦を強いられている。シーズン前半戦の成績は公式戦16試合で2ゴール1アシスト。ゴールはカラバオカップのみでリーグでは13試合で1アシストとゴールが生まれていない。さらに出場時間も公式戦全体で763分と限定的な起用に留まっている。
総額3000万ポンドで加入したが、思うように出場時間を確保できず、リーグ戦でゴールがまだ生まれない同選手をリー・ヘンドリー氏は「今シーズン最大の失敗」と『10bet』にて強く批判した。
「クリスタル・パレスのエディ・エンケティアは今シーズン最大の失敗だ。彼の獲得にクラブは3000万ポンドの費用がかかったが、それは昨今のプレミアリーグのストライカーにとっては大金ではないことは知っている。しかし、そのような選手を獲得し、パレスがそのような大金を費やすことはあまりないことを考えると、彼がこれまでに残してきた以上の活躍を期待しなければならない。彼はつい先日、2点目を決めたばかりだ。ストライカーにはもっと活躍してほしいが、パレスではそれができない」
一方で、同氏はパレスではCF以外のところでも起用されていることについても言及しており、ポジションの微調整によってエンケティアが活躍する可能性があることにも言及している。
「私はアーセナルで彼を観ていた。毎週プレイしていたわけではないが、彼のゴールのほとんどはペナルティエリア内へのパスから生まれていた。しかし、パレスはワイドエリアでアーセナルほど質の高い選手がいないし、ウインガーを起用してプレイしているわけでもない」
「彼が悪い選手だと言っているわけではない。ただ、移籍は彼にとってまったくうまくいっていないと思うだけだ。彼は能力があるし、ゴールも決められる。だから、そのシステムが彼に合っていないのかもしれないが、もっと期待してもいいと思う。パレスは今夏ジョルダン・アイェウとオドソンヌ・エドゥアールを放出したが、彼はその穴を埋めるはずだった。彼らはジャン・フィリップ・マテタのプレッシャーを少しでも和らげるために彼を必要としているが、彼はそれをできていない」
パレスは現在プレミアリーグ15位となっており、降格圏とは5ポイントしか離れていない。後半戦さらに順位を上げていくにはエンケティアの活躍も欠かせないものになるが、出遅れたシーズン前半戦を取り返すようなパフォーマンスを見せられるか。