契約満了が迫るバイエルンFWサネ 本人は残留希望もクラブ首脳陣は契約延長に消極的

バイエルンのレロイ・サネ photo/Getty Images

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現在の契約は今年6月末まで

2020年7月にマンチェスター・シティから加入して以来、バイエルン・ミュンヘンの攻撃のキーパーソンとして活躍してきたレロイ・サネだが、バイエルンとの契約が今年6月末で満了となるにも関わらず契約延長についての発表は未だにない。

サネは、昨年末に自身の去就について現地メディアから尋ねられた際、「年明け1月の1日や2日に別のクラブと契約を結ぶことは確実にないと思う。僕は早い決定を必要としていない」とコメント。さらに残留を希望するかとの質問には「そうだね」と短く答えていた。ドイツ紙『Bild』によると、サネ自身はバイエルンに残れるのであれば給与の減俸も受け入れる方針であるという。

一方、クラブの首脳陣は必ずしもサネとの契約延長を優先しているわけではないようだ。ドイツ紙『Sport Bild』が報じたところによれば、昨年のクリスマス前にクラブの首脳陣が集まってチーム編成について協議し、その場でサネの契約も議題に上がった。その際、シティから加入して4年以上が経過した今に至っても調子の波が激しくて継続して良いパフォーマンスを発揮できないサネの不安定ぶりを問題視する声が多く、契約延長については否定的な雰囲気だったようだ。
クラブの首脳陣は、サネの契約については同選手のシーズン後半戦でのパフォーマンスを見て最終的な判断を下す方針であるとも『Sport Bild』は伝えている。

シーズン前半戦では公式戦19試合に出場して5ゴール1アシストという物足りない個人成績に終わったサネとしては、後半戦での活躍が自身の契約の大きく左右することになりそうだ。

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