レアルMFベリンガム復調の要因はポジション 指揮官は今後もサイドでは起用しない方針

レアル・マドリードのジュード・ベリンガム photo/Getty Images

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取り戻した昨季の輝き

レアル・マドリードのジュード・ベリンガムが本来の輝きを取り戻しつつある。同選手は3日に行われたラ・リーガ第12節バレンシア戦でも1ゴール1アシストの活躍を見せ、チームを勝利に導いている。

起用法の変化が復調のきっかけとなったことは明らかだろう。キリアン・ムバッペやヴィニシウス・ジュニオールとベリンガムの共存を図るための試みとして、指揮官のカルロ・アンチェロッティ監督はシーズン序盤ではベリンガムを主に左サイドで起用していたが、これによって守備の負担が増えたこともあって得点に絡む機会が減り、ラ・リーガでは開幕からの11試合でノーゴールと不振に陥ってしまった。

そのため、0-4で完敗した昨年10月26日のラ・リーガ第11節バルセロナ戦以降アンチェロッティ監督はベリンガムを本来の攻撃的ミッドフィールダーの位置に戻したところ、その後リーグ戦では8試合で7ゴール4アシストとハイパフォーマンスを披露。ここへ来て序盤の出遅れを一気に挽回するような活躍を見せている。
このベリンガムの復調を目の当たりにして、アンチェロッティ監督もベリンガムを現在のポジションで今後も起用し続ける方針を固めたようだ。レアルの専門メディア『Realmadrid Confidencial』によると、ウインターブレイク中にアンチェロッティ監督はベリンガムに対して、「君を相手のペナルティエリア付近以外の場所に置くことはない」と説明したという。

バレンシア戦後、クラブ公式チャンネル『Real Madrid TV』とのインタビューで、「ゴールやアシスト以外の部分でも良いプレイができていた。僕はチームの牽引役になりたいし、そういう存在になれることを示すことができたと思う」と語り、自信をのぞかせたベリンガム。彼がレアルのシーズン後半の成績を左右するキーマンとなるのは間違いないだろう。

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