J1名古屋がシュミット・ダニエルの獲得を発表 伊藤、楢崎、ランゲラックなど実力者揃いのGKの系譜を継ぐ存在として期待

日本代表でも安定したセービングを見せていたシュミット photo/Getty Images

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5年ぶりにJリーグ復帰

Jリーグの名古屋グランパスが、KAAヘントから元日本代表GKのシュミット・ダニエルを獲得した。

シュミット・ダニエルは、アメリカ人の父と日本人の母を持ち、日本人離れした手足の長さや長身を活かした守備範囲の広さが魅力的なGK。2014年にベガルタ仙台とプロ契約し、ロアッソ熊本や松本山雅で経験を積み、仙台に戻ってからは正GKを座を勝ち得た。

その後、2019年7月にはベルギー1部シント・トロイデンで海外初挑戦すると、同クラブでは114試合キャップを誇る活躍を見せ、その同時期には日本代表としても活躍。ただ23−24シーズン初めに、クラブが同じ日本人GKの鈴木彩艶を獲得したことで出場機会が激減すると、2023年12月には出場機会を求めてKAAヘントへ移籍した。しかしそれでも今シーズンは5試合の出場にとどまっていた。
今回の名古屋へ移籍することに対し、シュミットはこのようにコメントを残している。

「この歴史あるクラブのエンブレムを背負って闘えることをとても光栄に思います。名古屋のGKを務めることの責任の重さは自分が想像している以上のものだと思います。それに相応しいGK、相応しい人間になれるように日々努力していきたいと思います。このチームにタイトルをもたらすことができるように自分の持っている力を最大限注ぎ、シーズンが終わった時に皆さんと喜べるように頑張ります。グランパスファミリーの皆さんの声援を受けてプレイするのをとても楽しみにしています」

名古屋といえば、ディド・ハーフナー氏や伊藤裕二氏、楢崎正剛氏など名GKが幾人も在籍したクラブ。そして昨シーズン限りでJリーグの連続無失点記録となる823分の記録を持つミッチェル・ランゲラックが退団した。

シュミットには、その後任としてクラブから大きな期待が寄せられている。来シーズン、彼が再びJリーグの舞台で躍動する姿に注目だ。

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