アーセナル本来の強みが失われつつある? ウォルコットがアルテタ・アーセナルに感じた懸念点「セットプレイにばかり熱中している」  

ニューカッスルに敗戦したアーセナル photo/Getty Images

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サカ不在も影響か

アーセナルのOBであるセオ・ウォルコット氏はカラバオカップ準決勝1stレグのニューカッスル戦(0-2)のあと、アーセナルの懸念点について言及した。

エースであるブカヨ・サカ、さらにその代役として期待されたイーサン・ヌワネリらを欠いた中で挑んだこの試合、アーセナルは合計23本ものシュートを打ち、決定機もいくつか作ったが、1点が遠かった。

サカ不在のなか、どのようにして点を取るかは今後のアーセナルの課題となるが、クラブOBのウォルコット氏はアーセナルがもつ本来の特長を失いつつあると心配しているようだ。
「アーセナルについて心配しているのは、彼らが本来の流動的なサッカーではなく、セットプレイばかりに熱中していることだ。我々ははそれに対して目を背けている。後半は精彩を欠いた内容だった。ボールが回り、チャンスを作り出すサッカーから遠ざかっている。自信の欠如だと思う。スタジアムには緊張感が漂っていた」(英『Daily Mail』より)

アーセナルはセットプレイコーチであるニコラ・ジョバー氏の手腕もあって、コーナーキックなどのセットプレイは今やクラブにとって大きな武器となった。しかし、同時にアーセナルの特長の1つであったボールを回しながら流動的に攻めるサッカーが失われつつあることをウォルコット氏は心配しているようだ。

これにはサカがいないということも大きいが、同選手の離脱は2カ月ほどかかると考えられており、1月に代わりとなる選手を獲得するか、またはミケル・アルテタが解決策を見出すしかない。

昨年には2カ月ほど司令塔マルティン・ウーデゴーも負傷離脱を強いられるなど、攻撃の要を欠く中での戦いを強いられる今シーズンのアーセナル。サカ不在の穴は大きいが、この中でアルテタは攻撃にどのようなテコ入れを行うのか、注目だ。


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