アシュリー・ヤングが夢見た“親子対決”は実現せず…… 息子タイラーを起用しなかった理由をピーターバラ指揮官が説明「チームにとって最善なことをしなければならなかった」

試合後、挨拶に回る父アシュリー・ヤングと息子のタイラー・ヤング photo/Getty Images

試合は2-0でエヴァートンが勝利

FAカップ3回戦、エヴァートンVSピーターバラの試合は2-0でエヴァートンが勝利した。

そんなこの試合で大きな注目を集めていたのが、エヴァートンに所属する父アシュリー・ヤング(39)とピーターバラに所属する息子タイラー・ヤング(18)との親子対決だ。多くの現地メディアが今大会では初となる親子対決の実現を取り上げており、対戦カードが決まった時にアシュリー・ヤングはXにて「夢が叶うかもしれない」と投稿していた。

しかし、多くの注目が集まった親子対決が実現することはなかった。アシュリー・ヤングはエヴァートンが1点リードしている73分よりピッチに投入されたが、息子であるタイラーは最後まで出場することはなく、ベンチを温めた。試合後、ピーターバラの指揮官ダレン・ファーガソンは最後まで起用しなかった理由を説明。さらに親子対決実現を阻止したことでエヴァートンの選手から非難されたという。

「タイラーを起用したかったのはとても、とても辛かったが、それと同じくらい、チームにとって最善だと思うことをしなければならなかった。もしその時点で試合が2-0だったら彼を起用しただろうが、1-0だった」

「フォワードを入れなければならないし、試合で何かを成し遂げなければならない。チームのために最善を尽くさなければならないし、我々は慈善事業をしているわけではない」

「タイラーには父親と試合してほしかったけど……。選手の一人が私に対して少し暴言を吐いたが、それはまったく筋違いだ。チームにとって最善のことをしなければならない。その時点でスコアは1-0で、私は結果を出そうとしていた」(英『METRO』より)

確かにこの試合、エヴァートンに2点目が生まれたのは90+8分のPKだ。実質3部のピーターバラにとっては1点差で試合が進むなか、ジャイアントキリングを起こせる可能性もあっただけに指揮官が勝利を最優先したとしてもおかしくはないだろう。

しかし、SNSではダレン・ファーガソン監督の決断に厳しい声が集まっており、批判にさらされているようだ。


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