アルバレスの代役として適任? マンチェスター・シティがフランクフルトFWマルムシュの獲得を目指す理由

フランクフルトのオマル・マルムシュ photo/Getty Images

25歳のアタッカーだ

最前線とトップ下をカバーできるフリアン・アルバレスを放出したマンチェスター・シティ。昨季公式戦で19ゴール13アシストを記録した男の不在はシティに大きな影響を及ぼしており、今季不調の要因の1つといえるだろう。

今夏の移籍市場終盤でアルバレスの代役確保を目指したシティだが、結局セルティックの古橋亨梧獲得には至らずにシーズン前半戦を戦った。アーリング・ハーランドは1人で21ゴールを決める活躍を見せたが、フル稼働の影響は大きく、昨季と比べ疲労を感じさせるシーンが散見されている。

シティはフランクフルトのオマル・マルムシュを獲得してノルウェー代表FWの負担を軽減させるプランがあるようだ。

『TheGuardian』は今季のブンデスリーガで13ゴールを決め、バイエルンのハリー・ケインと熾烈な得点王争いを繰り広げるマルムシュをシティが欲しがっている理由を分析している。

まずマルムシュが今季評価を高めているのはその高い得点力だ。公式戦24試合に出場して18ゴール12アシストは欧州トップクラスの数字となっており、今季これを上回るのは母国の先輩であるリヴァプールのモハメド・サラーただ1人だ(28試合21ゴール17アシスト)。

シティは得点をハーランドに依存しており、リーグ戦ではノルウェー代表FWに次ぐスコアラーが4得点のDFヨシュコ・グヴァルディオルとなる異常事態に陥っている。昨季はフィル・フォーデンとアルバレスが二桁得点を記録してサポートしていたが、前者は今季不調で未だ2ゴールしか挙げられておらず、後者はアトレティコへ移籍してしまった。

ハーランドはボックス内で輝きを放つ選手だが、マルムシュはそれ以外のポジションでも輝くことができる。ドリブル成功数39回はフロリアン・ヴィルツ(47回)、ジェイミー・バイノー・ギッテンス(43回)に次ぐブンデスリーガ3位の好成績となっており、37回のジャマル・ムシアラをも凌ぐ数字だ(データは『SofaScore』)。

この数字はハーランドと共存できることを表しており、昨季までのアルバレスのような起用法が期待される。今季はフリーキックから3ゴールを挙げており、セットプレイのキッカーで輝ける点もアルバレスとの共通点となっている。

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