アメリカにサッカーの“メンタリティ”は根付くのか ポチェッティーノが植え付けたいアルゼンチン仕込みのメンタリティ

アメリカ代表監督に就任したポチェッティーノ photo/Getty Images

2026W杯へ必要なもの

何かと批判も多かったグレッグ・バーホルターに代わり、アメリカ代表監督に就任したアルゼンチン人監督マウリシオ・ポチェッティーノ。指揮官として戦術の整備などやるべきことは多いが、ポチェッティーノがアメリカに植え付けたいと考えているのが『メンタリティ』だ。

これは強豪国アルゼンチンの出身であるポチェッティーノだからこそ感じるものなのだろう。サッカーの世界ではテクニックやパワーといった能力も重要だが、パフォーマンスを支えるメンタリティも欠かせない。

『ESPN』によると、ポチェッティーノは2022年のワールドカップ・カタール大会を制したアルゼンチン代表にあったメンタリティを参考にしたいと考えているようで、それを2026ワールドカップまでにアメリカサッカー界へ伝えていくことになる。

「各国の代表チームと比較した時、例えばアルゼンチンだ。アルゼンチンは世界チャンピオンであり、非常に優秀な選手がいる。だが、何より重要な違いはメンタリティだ。チームとして戦う姿勢、信念がね。彼らはユニフォームのバッジ、国旗のためにファイトするのだ。それこそ我々が作り出さなければいけないものだ。アメリカにも非常に良いメンタリティ、文化がある。時に調子が上がったり下がったりするが、最も重要なのはパフォーマンスとメンタリティの一貫性を維持することだ」

アメリカにも良い選手は揃っているが、現時点ではワールドクラスのチームとは言えない。サッカーの文化が薄いところもあり、強豪国に備わるメンタリティはまだ無いのかもしれない。果たしてアメリカにサッカー文化、メンタリティは根付くのか。それが2026ワールドカップの成功に欠かせないのは間違いない。

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