ウォーカー退団希望もシティに影響なし? リコ・ルイス、アカンジ、そして加入間近のフサノフ。豊富な右SBの選択肢

マンチェスター・シティのカイル・ウォーカー photo/Getty Images

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そのスピードで多くのドリブラーを封じてきた

RCランスのDFアブドゥコディル・フサノフ獲得が濃厚となり、パルメイラスのDFヴィトール・レイスとも現在交渉を行っているマンチェスター・シティ。24-25シーズン前半戦の不調もあって今冬の移籍市場では真っ先にディフェンスラインへのテコ入れを行っている。

『BBC』によると、フィールドプレイヤーでは最高齢の34歳となるカイル・ウォーカーの退団が近づいているようだ。2017年にトッテナムからシティに加入したSBで、その快足を武器にこれまで何度もチームに貢献してきた。しかし、今季は例年のようなパフォーマンスを披露することは出来ておらず、12日に行われたサルフォード・シティとのFAカップではメンバー外となっている。

「2日前にカイル(・ウォーカー)は海外でプレイする選択肢を探りたいと申し出た。彼はトレブル(3冠)を達成した2年前にも同様のことを話していたが、当時のバイエルンのオファーは(放出に)十分ではなかった」
サルフォード・シティ戦の前の記者会見でメンバー外となったウォーカーについてペップ・グアルディオラ監督が言及している。現在シティとの契約は2026年6月までとなっているが、この契約を満了する可能性はほとんどないのかもしれない。

移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏によると、セリエAのミランがウォーカーの獲得を希望しており、現在交渉が行われているという。

ウォーカーを失うことになりそうなシティだが、今季のパフォーマンスでいえばそこまで痛手にはならないだろう。今季は若手のリコ・ルイスが右SBとして序列を高めており、ウォーカーは2番手になっている。以前のようなスピードは鳴りを潜めており、ビルドアップでも手間取ることが増えてきた。

ルイスも守備面での不安はあるものの、CB陣の怪我人が戻れば、身体能力の高いマヌエル・アカンジを右SBとして起用するプランもある。また加入間近となっているフサノフはスピードのあるDFとして高く評価されており、今季はスタッド・ランスの伊東純也に対し、後方から追いつく快足ぶりを披露している。

今季はキャプテンを任されたウォーカーだが、シーズン途中でシティを離れることになるのだろうか。

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