日本は2026年ワールドカップ予選突破1番乗りのチームとなるか? FIFAが3月の予選で突破の可能性がある3カ国を特集

世界最速でワールドカップ出場の可能性がある日本代表 photo/Getty Images

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3月20日のバーレーン戦で勝利すれば突破決定

2026年ワールドカップ北中米大会まであと1年半と迫る中、今年2025年には出場国48カ国のうち42チームが決定する。各大陸では既に予選が行われている地域やこれから始まる地域もあり、来年の大会に向けて激化する1年となるだろう。そんな中、FIFAは2026年の大会にどの国が1番早く名乗りを挙げるのか調査。6大陸それぞれの予選の状況を精査し、特集している。

2026年のワールドカップから出場国が48カ国に増加。現状開催国であるカナダ、アメリカ、メキシコの3カ国は開催国枠として出場が決まっているが、その3カ国以外で出場が決まった国はまだ1カ国も無い。FIFAは早くて今年の3月に出場チームが決まると予想しており、その中でも日本、アルゼンチン、オセアニアのチームの3つを挙げている。

日本は2026年のワールドカップ最初の予選突破チームとして1番濃厚とされており、3月20日ホームのバーレーン戦で勝利すれば出場決定となる。日本は今回の最終予選ここまで5勝1分の勝ち点16で首位を独走中。出場ラインが2位以内で3位のインドネシアと勝ち点差が10も開いており、日本以外の国が混戦となっていることもあるが、圧倒的な強さを今回の予選で見せている。そのため次の試合で勝利すれば出場確定となるが、裏で行われるオーストラリアとインドネシアの試合でオーストラリアが勝利、引き分けであれば仮に引き分けたとしても予選突破となるかなり有利な状況にある。日本は過去2006年、2010年、2014年大会の予選で最速で突破しており、予選突破となれば過去最速での出場決定となる。
続いてオセアニア予選。出場枠1.5枠のオセアニア予選はアジア予選と同じく既に最終予選(3次予選)まで進んでおり、2次予選を勝ち抜いた4チームがノックアウトトーナメントを行う形式となっている。3月に行われる同トーナメントには、ニュージーランド、タヒチ、ニューカレドニア、フィジーの4カ国が出場し、3月24日にオセアニア代表が決定する。中でもニュージーランドは1番の有力候補と見られているが、2012年のオセアニアネーションズカップの王者であり、2013年のコンフェデレーションズカップに出場したタヒチなど曲者もいることからサプライズもあり得るだろう。

3カ国目にアルゼンチン。前回大会の王者であり、昨年のコパ・アメリカでも優勝したアルゼンチンは南米予選でも好調を維持。現在首位でここまで8勝1分3敗の勝ち点25で大陸間プレイオフ進出ラインとなる7位ボリビアとは現在12ポイント差も開いている。南米予選は6位までの国がストレートインで出場できるため、よほどのことがない限りは予選突破は堅いだろう。残り6節となった予選でボリビアと12ポイント差開いていることから予選突破を決めるには少なくとも2節が必要。つまり早くて3月25日に確定し、最速の出場とはならないものの、3月の予選で確定する可能性が十分あり得る。しかしアルゼンチンは3月の予選で2位のウルグアイ、ブラジルと対戦するために、FIFAはそう簡単にはいかないと踏んでいる。

3月の時点でワールドカップ出場決定チームが出る可能性があるのはOFC、AFC、CONMEBOLの国々のみ。アフリカとヨーロッパの一部は3月から予選が開始され、北中米は6月開催としばらく待つ必要がある。またこれら3カ国の他にも、アジアでイラン、韓国、ウズベキスタン、イラクも結果次第では3月25日の試合で突破の可能性があるという。果たして日本はその中でも最速で8大会連続となるワールドカップ出場を決められるのだろうか。

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