守備崩壊の危機に瀕しているドルトムント チェルシーからDFレナト・ヴェイガのレンタルを検討か

チェルシーのレナト・ヴェルガ photo/Getty Images

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21歳のポルトガル代表DF

10日(現地時間)、ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第16節でレヴァークーゼンと対戦し、2-3で敗れた。

ドルトムントの敗因が手薄な守備陣にあったことは明らかだ。ニコ・シュロッターベック、ヴァルデマール・アントン、エムレ・ジャンが体調不良、さらにニクラス・ズーレも結合靭帯断裂とセンターバックのレギュラークラスに離脱者が相次ぎ、レヴァークーゼン戦ではセカンドチームから引き上げたヤニック・リュールとサイドバックが本職のユリアン・リエルソンが急遽センターバックとして出場した。

しかし、この急増コンビでは昨年末から復調したレヴァークーゼンの攻撃は止められず、開始10分までに2失点を許すなど厳しい試合展開となって敗戦。これで首位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差は14ポイント、2位レヴァークーゼンとも10ポイント差となり、ドルトムントにとってはリーグ優勝よりも来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権が得られる4位以内の確保が今季のブンデスリーガにおける現実的な目標になりつつある。
とは言え、守備陣を早急に立て直さなければ4位以内すら危ぶまれる状況だけに、ドルトムント首脳陣は今月の移籍市場でセンターバックを補強するようだ。イギリスメディア『SKY』によれば、ドルトムントはチェルシーのレナト・ヴェルガの期限付き移籍での獲得をめざしていて、既にヴェルガとは個人合意に達しているという。

2003年7月29日生まれで現在21歳、さらに身長190㎝で左利きのヴェルガはセンターバックだけでなくサイドバックでもプレイ可能な選手で、昨年夏にスイスのバーゼルから7年契約でチェルシーに加入。将来を嘱望される期待の若手だが、現在チェルシーではレギュラーポジションを獲得できていない。

買い取りオプションの有無など契約の詳細についてチェルシーとさらに交渉を進める必要があるようだが、手薄どころか崩壊とも言えるような守備陣の現状を考えれば、ドルトムントとしては何としてもヴェルガのレンタルを実現させたいところだろう。

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