バイエルンにとって勝負の1月 月末までに5試合をこなす過密日程で指揮官コンパニに求められるローテーション策

バイエルンを指揮するコンパニ photo/Getty Images

M・テル、パブロビッチら若手の力も重要に

今週よりドイツ・ブンデスリーガも再開し、首位を走るバイエルンは11日に第19節でボルシアMGと対戦。苦戦を強いられたが、ハリー・ケインのPKで奪ったゴールを守り切って1-0の勝利を収めた。

ひとまず良い新年のスタートを切ったが、ここからのバイエルンはスケジュールがまずまず厳しい。15日にはリーグ戦でホッフェンハイム、18日にはヴォルフスブルクと対戦し、22日にはチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第7節でフェイエノールト、25日のフライブルク戦を挟み、29日にはCL最終節でSKスロヴァンとの対戦だ。

これだけの過密日程となれば、ローテーションが欠かせない。前半戦のバイエルンはそこまで大胆なローテーションを採用してこなかったが、ここからの数週間は指揮官ヴァンサン・コンパニの手腕が試されることになるだろう。

若いFWマティス・テルやMFアレクサンダル・パブロビッチらの力も必要となってくるはず。特にテルはここまで351分間のプレイタイムに留まっており、成長を促すうえでも出番を与えることは重要だ。

コンパニもテルの実力は認めているようで、ここからの6試合で若手を起用していく考えを示している。

「競争は常にある。若い選手もベテランも同様だ。チャンスを得るために毎日できる限りのことをすべきであり、チャンスは必ずくる。テルに関しては、若手とは見なしていない。彼はすでに多くのゲームに出場しているし、パブロビッチも同じだ。1月末までに6試合あるけど、彼らも出場時間を得ていくはずだ。ただ、誰がいつ出場するかは言えない」(『Bavarian Footballworks』より)。

テルに関してはレンタルに出す手もあるが、クラブのマックス・エベルSDはテルを戦力と計算しているとのコメントを残している。前線ではケインの負担を軽減していくことも求められるが、テルも最前線に入れる選手だ。2位レヴァークーゼンが調子を上げていることを考えれば、この1月に勝ち点を落とすわけにはいかない。主力の負担を軽減しながら首位を守っていけるのか、コンパニにとって勝負の2週間となりそうだ。

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