アーセナルの大喧嘩が外部に漏れていた!?  ラムジー驚き 漏らしたのはウォルコット

ゴールデンブーツを狙っていたファン・ペルシー

 元アーセナルで、現在カーディフ・シティに所属するウェールズ代表MFアーロン・ラムジーは、『OPTUS SPORT』に出演のおり、かつて起こったチームメイトとの大喧嘩が外部に漏れていたことに驚いたようだ。

 ことは2012年のプレミアリーグ第32節マンチェスター・シティ戦で起こった。試合は87分に現指揮官のミケル・アルテタがミドルシュートを沈め、1-0でアーセナルが勝利したが、この試合でアーセナルにはもう1つ決定的なチャンスがあったのだ。

 アディショナルタイム、ラムジーはゴール前に抜け出しチャンスとなる。このときフリーとなっていたロビン・ファン・ペルシーにパスをするという選択肢もあったのだが、ラムジーは自らシュートを選択。しかしあえなくシュートはゴールの右に外れていった。ファン・ペルシーはこのことに激怒し、ドレッシングルームで激しい口論に発展したという。

 この諍いが時を経て公になったことに驚いたラムジーは「この情報をどうやって手に入れたんだい?」と記者に質問。記者は「ウォルコットがポッドキャストでそう言っていた」と返した。当時チームメイトだったセオ・ウォルコット氏が、『The Overlap』にて漏らしていたのだった。

 ラムジーは当時のことをこう振り返っている。

「ロビンは6ヤード向こう、エリアの反対側でフリーだった。その時、彼はゴールデンブーツを狙っていた。ウェイン・ルーニーも(ゴールデンブーツに)近かったと思うし、試合後に帰ってきたときはシティに勝ったばかりだったのでみんな興奮していたんだ。でも彼は少し怒っていた。だから試合後に少し言葉を交わしたんだ」

 結局ファン・ペルシーはこのシーズンのゴールデンブーツを受賞するが、翌シーズンにアーセナルに見切りをつけ、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍してしまう。このことが決め手となったわけではないのだろうが、アーセナルの過渡期を象徴するひとコマだったと言えるかもしれない。

※ザ・ワールド2025年2月号、1月15日配信の記事より転載

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