満身創痍のノースロンドンダービー、トロサール弾でアーセナルが逆転勝利! アーセナルは宿敵スパーズにダブル達成

逆転弾を決めたトロサール Photo/Getty Images

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互いに怪我人続出の中での激突に

プレミアリーグ第21節、アーセナルとトッテナムのノースロンドンダービーが行われた。

互いに負傷者が続出し、カップ戦を戦ったばかり。満身創痍と言っていい状態での激突となったが、そんなことは微塵も感じさせぬ激しい立ち上がりとなった。アーセナルは激しいハイプレスからペースをつかみ、得意のセットプレイのチャンスを得るなどゴールへの圧を高めていく。17分にはトッテナムGKアントニーン・キンスキーにカイ・ハフェルツがタックルを試み、チャンスをつくる。

アーセナルがトッテナムを自陣に釘付けにするなか、21分にはボールを奪ったジェド・スペンスがそのまま持ち上がり、アウトサイドでドミニク・ソランケにクロスを送りチャンスに。その後のコーナーキックでもデヤン・クルセフスキにチャンスが訪れるが、GKダビド・ラジャに阻まれた。
25分、スコアが動く。ソン・フンミンが右サイドからのクロスのクリアが中途半端になったところを拾ってシュート。シュートはディフレクトしてゴール右隅に転がり込み、劣勢のなかトッテナムが先制する。

悪い流れになりかけたアーセナルだが、40分に得意のセットプレイからスコアをタイに戻した。デクラン・ライスのキックにガブリエウ・マガリャンイスが大外で合わせ、ボールはソランケに当たってゴールに飛び込んでいく。

そして44分、トーマス・パルティが奪ったボールをマルティン・ウーデゴーが左サイドに展開。それをトロサールが左足で鮮やかに決め、アーセナルが逆転に成功する。スコアは2-1でハーフタイムとなった。

後半、先制しながらビハインドを負ったスパーズはブレナン・ジョンソンとジェイムズ・マディソンを投入。中盤のイヴ・ビスマ、パプ・マタル・サールの2枚を大胆にも下げ、より攻撃的な布陣で流れを変えようと試みる。

前半と打って変わって守勢に回ることが多くなるアーセナル。56分にはハフェルツのヘディング、57分にはラヒーム・スターリングがゴール前で良い体勢でボールを持つなどゴールチャンスを迎えるが、決定的な場面とはならない。ミケル・アルテタ監督はガブリエウ・マルティネッリを準備し、スターリングと交代させる。

前線からの圧を高めてなかなかアーセナルを前進させないトッテナムだが、ボールを持った場面ではアーセナルのブロックに手を焼き、攻めあぐねるシーンが続く。試合が膠着しかけるなか、アーセナルはトロサールに代わりキーラン・ティアニーを投入。トッテナムもソンに代えてリシャルリソンを投入する。

84分には交代のティアニーのパスからウーデゴーがシュートに持ち込むが、これもゴールはならず。タイムアップが近づくなかオレクサンドル・ジンチェンコ、ミケル・メリーノも投入しゲームを締めにいくアルテタ監督。アディショナルタイムにはジョンソンのクロスがポストを叩く場面もあるがスコアは動かず、アーセナルがトッテナムにシーズンダブルを達成、リーグ2位をキープした。


[スコア]
アーセナル 2-1 トッテナム

[得点者]
アーセナル
40分 ドミニク・ソランケ(OG)
44分 レアンドロ・トロサール

トッテナム
25分 ソン・フンミン

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