「マンチェスターで未来があると確信していた」 アストン・ヴィラ相手の劇的ゴールから15年、マンU期待の若手FWだった男の現在

マンUでの将来が期待されていたマケーダ photo/Getty Images

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今ではギリシャが第2の故郷に

2009年4月のアストン・ヴィラ戦、当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたFWフェデリコ・マケーダのキャリアが大きく動き出した。

途中出場したマケーダは、2-2で迎えた後半アディショナルタイムに華麗なターンからゴール右上隅に劇的な勝ち越しシュートを決めた。さらに続くサンダーランド戦でも得点を記録し、マンU期待の若手アタッカーとして一躍有名な存在になったのだ。

しかし、マンUでのピークはあそこだった。そこからはレンタル移籍を継続するキャリアとなり、2014年にはカーディフへ完全移籍。2018年からはギリシャのパナシナイコス、2022年にはトルコのアンカラギュジュ、2023年にキプロスのAPOELニコシア、そして昨年からは再びギリシャに戻ってアステラスでプレイしている。
マンUを離れてからは話題になる機会がかなり減ったが、マケーダは第2の故郷と呼ぶギリシャで充実の時を過ごしているようだ。伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューにて、マケーダがマンU時代を含めて今を語っている。

「アストン・ヴィラ相手のゴールの2日後、ファーガソン(監督)がCL準々決勝1stレグのFCポルト戦にも招集してくれた。そこで僕がウォーミングアップを始めると、スタジアム全体が僕の名前をチャントするんだ。恥ずかしかったよ。一生マンチェスターにいるとは思っていなかったけど、未来があると確信していた」

「ギリシャは第2の故郷だ。パナシナイコスでは4年で40ゴールを決められたし、家族もアテネに住んでいる」

ギリシャ国内リーグの環境が合っているのか、パナシナイコスでは116試合で40ゴール、現在所属するアステラスでも15試合で5ゴールと結果が出ている。33歳とベテランの年齢に入ったが、マケーダはギリシャ国内で充実の時を過ごしている。

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