“ふてぶてしすぎる”アーセナル18歳をライス賞賛「なんの恐れも感じていない」 ダービーで好スタッツも記録

ダービーでもまったく物怖じしなかったルイス・スケリー Photo/Getty Images

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恐るべき心臓の強さだ

プレミアリーグ第21節、アーセナルとトッテナムのノースロンドンダービーは2-1でアーセナルの勝利に終わった。アーセナルは先制されたが、前半のうちに逆転し首位リヴァプールとの勝ち点差を詰めることに成功した。

互いに多くの怪我人を抱えた形で激突した両チームだが、目を引いたのはアーセナルの左サイドバックとして先発したアカデミー育ちのマイルズ・ルイス・スケリーだ。チームメイトのデクラン・ライスは試合後『TNT Sports』でこの18歳の度胸とスキルを賞賛した。

「恐ろしいよ。18歳の選手がなんの恐れも感じていないんだ。彼がムサ・デンベレのような特徴を示した場面が4〜5回あったと思う。体を使って逃れる。18歳でそれを見せたのは信じられないことだ」
物怖じせぬルイス・スケリーの性質は今季さまざまなシーンで発揮されている。囲まれる場面で強気なボールキープを見せ得点に繋げたり、マンチェスター・シティ相手に10人となった場面で恐れることなく試合に入ったり。今節では交代の際、時間稼ぎをとがめられイエローカードを受けながらもふてぶてしくサポーターを煽りまくる心臓の強さを見せた。

指揮官ミケル・アルテタも試合後にルイス・スケリーを賞賛している。

「彼は今日も素晴らしいプレイを見せた。彼は本当に個性的で、本物の態度を持っている。クルセフスキやジョンソンと対峙するにはそれが必要だ。彼が状況や場面に対処した方法は最高のものだった」

『squawka』によれば、ルイス・スケリーはこの試合で32本中30本のパス成功、5回中4回のデュエル勝利、4度のタックル成功、2回のクリア、6度のファイナルサード侵入などを記録。そしてドリブルでは一度も抜かれなかった。

現状では左サイドバックとしてオレクサンドル・ジンチェンコやキーラン・ティアニーらよりも序列が上となっているようで、今季はルイス・スケリーの“ふてぶてしいプレイ”がまだまだ見られそうだ。


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