不遇の時代を経て、マグワイアは再びマンUの“リーダー”として欠かせない存在へ 「彼はチームにとってより重要な選手になった」

マンUで再び輝くマグワイア photo/Getty Images

アモリム監督が信頼を寄せる

イングランド代表DFハリー・マグワイア(31)は再びマンチェスター・ユナイテッドで確固たる地位を築こうとしているようだ。

2019年よりユナイテッドに加入したマグワイアはここ数年不遇の時代を過ごしていた。2023年夏にはキャプテンを剥奪された同選手はここ2年ほど移籍市場が開くたびに退団の噂が流れており、さらに一時は序列を5番手にまで落としていた。またマグワイアはホームサポーターからブーイングを浴びるなど、批判の的にもなっていた。

しかし、ルベン・アモリムが新監督に就任してから約2カ月。マグワイアの状況は変わりつつある。ここ数年放出候補の1人と考えられてきたマグワイアだが、ユナイテッドは今月1年の延長オプション行使を発表。2026年6月までチームに残留することとなった。

そんなマグワイアをアモリム監督は高く評価している。英『BBC』によると、アモリム監督は「彼は再びリーダーになったと感じている。彼はチームにとってより重要な選手になった。彼は自分自身をとても信じており、素晴らしい仕事をしている」とマグワイアについて語っており、31歳DFへの信頼を口にした。

さらに同監督は3バックの真ん中にはマグワイアが最適だと考えているようで、「彼はあのポジションでボールを扱うのが本当に上手い」と称賛。また「このリーグではセットプレイが本当に重要であることも分かるだろう。そして、我々が低い位置で守備をしているときは、多くのクロスが上がる。アーセナルは多くのクロスを上げたが、我々はハリーを起用してそこをうまく抑えた」とも話しており、同選手の空中戦の強さがチームに役立っていると語っている。

空中戦の強さだけではなく、闘争心溢れるプレイもマグワイアの魅力の1つ。最終ラインから声を出しチームを鼓舞し、戦う姿勢を見せられる同選手のメンタリティをアモリム監督は評価しており、今のユナイテッドのリーダーだと考えている。

エリック・テン・ハーグ政権では苦しい時間も過ごしたマグワイアだが、再びユナイテッドにとって欠かせない選手になりつつあるようだ。

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