フロリアン・ヴィルツのバイエルン行きに皇帝バラックが反対 「行く必要があるのか分からない」

レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツ photo/Getty Images

ドイツの若き至宝

レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツの去就は、同選手が一気にブレイクを果たした昨シーズン以降ドイツで最も注目度の高いニュースとなっている。

レヴァークーゼンとの間には2027年6月末まで契約が残っているものの、この契約期間が満了となるまでヴィルツがレヴァークーゼンに残っている可能性は低く、早ければ今年の夏にもビッグクラブへのステップアップを決断すると見られている。

既にレアル・マドリードやマンチェスター・シティなど複数のビッグクラブがヴィルツに関心を示しているが、その中でもプロデビュー前からヴィルツの動向を注視ていたというバイエルン・ミュンヘンは有力な移籍先候補と目されている。

しかし、現役時代にレヴァークーゼンやバイエルンなどで活躍したミヒャエル・バラック氏はドイツ紙『Sport Bild』とのインタビューの中でヴィルツの去就について触れ、同選手のバイエルン行きに疑問を呈している。

「純粋にスポーツ的な理由から考えれば、彼が絶対にバイエルンに行く必要があるのか私には分からない。レヴァークーゼンは昨シーズン国内二冠を達成し、今シーズンもタイトル争いをしていてUEFAチャンピオンズリーグやDFBポカールでも良い位置にいる。彼らはヴィルツに対して居心地の良さとスポーツ的な成功の可能性を提供している。彼の成長にとってパーフェクトと言える環境だ」

「レヴァークーゼンが現在の成功を維持すれば、ヴィルツはバイエルンに行く必要性について熟慮するようになるだろう。もしくは彼の夢である海外に行くということも含めてね。シャビ・アロンソ監督の存在も決定的な要素になるかもしれない」

タイトル獲得のチャンスが十分にある今のレヴァークーゼンから同じドイツ国内のクラブであるバイエルンに行くことは、ヴィルツにとってステップアップにならないというのがバラック氏の意見のようだ。

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