古橋が5大リーグへ向かうならどんなクラブが理想? 噂されるレンヌのような下位クラブは相性が最悪との見方も

セルティックでゴールを量産してきた古橋 photo/Getty Images

5大リーグへのステップアップは理想的だが……

セルティックで活躍を続けてきたFW古橋亨梧には、以前から5大リーグへのステップアップが期待されてきた。今冬も様々な噂が出ているが、最近話題を呼んでいるのが仏リーグ・アンのレンヌだ。

現在はレンヌが古橋に関心を示しているとされており、セルティックから仏リーグ・アンへの移籍はステップアップと言えそうだ。しかし英『Daily Record』はレンヌの現状を気にかけている。

現在のレンヌはリーグ・アンで14位に沈んでおり、先日行われた国内カップ戦のクープ・ドゥ・フランスでも2部のリーグ・ドゥに所属するトロワに0-1で敗れたばかりと状況が良くないからだ。しかも対戦したトロワはリーグ・ドゥでも15位と苦戦しているクラブだ。

現在のリーグ・アンは18チーム制となっていて、17位と18位は2部へ降格、16位のチームは残留プレイオフへ回る仕組みとなっている。レンヌは勝ち点17で14位となっているが、16位に沈むサンテティエンヌとの勝ち点差は僅か1ポイント。危険水域と言える状況だ。

同メディアも「弱小クラブのトロワにもカップ戦で敗れ、リーグ・アンでも残留争いに直面しているレンヌの緊張は高まっている」と取り上げており、こうしたクラブが点取り屋の古橋に合っているかは微妙なところ。

レンヌの今季リーグ戦での平均シュート数は全体14位となる10.9本。得点数も17試合で23ゴールと少なく、前線でチャンスボールを待つタイプのストライカーである古橋にとってはやりにくい環境と言えるのではないか。

セルティックの場合はスコットランド国内で圧倒的な力を備えているため、ほぼ全てのゲームで主導権を握れる。しかしリーグ・アンで残留争いに巻き込まれているレンヌでは真逆の展開になる可能性が高く、加えてリーグ・アンのDF陣はフィジカルバトルにも強い。前線で孤立するようなシチュエーションは古橋に最も向いていないものだ。

スコットランドから5大リーグへのステップアップは何かと難しいが、古橋は2025年にどのような決断を下すのか。

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