ユナイテッドが試合に勝てたのはアマド・ディアロのおかげ。他の選手は自分自身をよく見つめ直すべき」 劇的逆転勝利を果たすもスコールズは古巣へ厳しい視線

今節圧巻の活躍を見せたディアロ photo/Getty Images

サウサンプトンに勝利

プレミアリーグ第21節でサウサンプトンと対戦したマンチェスター・ユナイテッド。先に失点を許したユナイテッドだが、アマド・ディアロが82分からハットトリックを達成する圧巻の活躍を見せ、見事な逆転勝利を飾った。

しかし、ユナイテッドのレジェンドであるポール・スコールズ氏は古巣へ厳しい見方を示した。特に同点ゴールが生まれる80分までのユナイテッドの戦いぶりを批判しており、ディアロ以外の選手は自信を見つめ直す必要があると語っている。

「特にリーグ最下位のチームを相手にした試合としては、80分間、最悪のパフォーマンスだった。80分間、彼ら(サウサンプトン)はパス、技術、戦術の面で、マンチェスター・ユナイテッドよりもはるかに優れていた。アマド・ディアロが唯一の光明だった」

「私は、このパフォーマンスに監督はがっかりするだろうと思う。失点が多いチーム相手に得点がなかなか決まらなかった。今夜の試合で称賛に値するのはアマドだけだ。彼らはマンチェスター・ユナイテッドよりも戦術的にも技術的にもずっと優れていると思った。ユナイテッドは本当にひどかった」

「ラスムス・ホイルンドにボールが渡った時のコントロールが時折ひどく悪かったため、彼はボールを何度も相手チームに返してしまった。サウサンプトンは別格だった。ユナイテッドが試合に勝てたのはアマド・ディアロのおかげ。他の選手たちは、自分自身をよく見つめ直すべきだ」(『TNT Sports』より)

ルベン・アモリム監督も試合後、「やるべきことが山ほどあると感じている」と改善点があることを述べながらも、リヴァプールとアーセナルとの連戦で選手たちに疲労が溜まっていたことも言及している。特にアーセナルとは120分間戦っており、今節は選手たちの疲労もパフォーマンスに影響を与えていたことが予想される。

スコールズ氏は厳しい見解を示したが、連戦の中で勝ち点3を奪えたことはチームにとってプラスに働くだろう。また順位は12位に沈んでいるが、ここからの巻き返しに期待したい。


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