セリエAのレベルはプレミアリーグに近づいている? ルカクが語る手応え「欧州カップ戦での成績を見るべき」

プレミアとセリエAの両方を知っているルカク photo/Getty Images

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カンファレンスリーグやELでも結果は出ている

イタリア・セリエAは1990年代がタレント的にも実力のピークだったとの見方があり、近年はイングランド勢やスペイン勢に押されてきたところがある。資金力の面でもイングランド勢が強く、セリエAのリーグレベルに疑問を抱いているサッカーファンもいるかもしれない。

しかし、プレミアのレベルに近づいてきていると主張する者もいる。エヴァートンやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどイングランドでもプレイしてきたナポリFWロメル・ルカクだ。

『Football Italia』によると、ルカクはイタリア勢が欧州カップ戦でも結果を残せるようになってきたと語っていて、確かに近年は印象的な結果が出ている。
「セリエAはプレミアに近づいているよ。僕はイングランドで9年過ごし、イタリアは5年目だ。イタリアのチームに関しては、欧州カップ戦での成績を見るべきだよ。カンファレンスリーグではフィオレンティーナが2回続けてファイナルに進んだし、ローマは優勝した。アタランタはヨーロッパリーグを制したし、インテルだってCLの決勝に進んだからね」

CL、ELに続く第3の欧州カップ戦となっているカンファレンスリーグは注目度がガクリと落ちるところがあるが、2021-22シーズンにはローマが初代王者となり、2022-23シーズンと2023-24シーズンにはフィオレンティーナがファイナルへ駒を進めている。大会のレベルを疑問視する声もあるだろうが、素直に評価すべき結果と言えるか。

ELは昨季アタランタがリヴァプール、レヴァークーゼンといった優勝候補を撃破して優勝を果たし、インテルは2022-23シーズンの決勝でマンチェスター・シティ相手に善戦した。

セリエAと世界を代表する名門であるミランやユヴェントスに元気がないのが少々寂しいところだが、ルカクの言葉通り欧州カップ戦で結果は出ている。リーグレベルが向上しているとの見方もあり、今季も欧州カップ戦で上位へ食い込む場合は評価も変わってくるか。

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