右ひざの大ケガで約2年間離脱しているデウロフェウ ウディネーゼと双方合意の上で契約解除に

類稀な攻撃センスを持つMFのデウロフェウ photo/Getty Images

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少しずつ回復し、復帰には前向き

ウディネーゼのジェラール・デウロフェウは、クラブと双方合意の上、契約解除に至った。

デウロフェウは、2023年1月にサンプドリア戦で右ヒザ前十字靭帯断裂と半月板損傷の大ケガを負い、さらに手術後に軟骨の感染症を患った影響で約2年間も復帰できずにいた。一時期は引退を考えるほどの重症度合いだったが、2024年6月にはランニングのトレーニングを行う動画をSNSに投稿。復帰に向けた第一歩を踏み出し、喜びを語っていた。

デウロフェウ本人は、膝の状態はその6月時点よりも良くなってきていると語っているが、復帰にまだ時間がかかる見込みで、この度やむなくクラブから離れることとなった。デウロフェウは、ウディネーゼの公式サイトにこのようなコメントを残している。
「私はひどい時期を過ごした。2年前に前十字靭帯を負傷し、一度回復したもののサンプドリア戦で再発し、その後の手術で悪い知らせを受けた。残念ながら、軟骨感染症を患ってしまった。 その影響で軟骨が硬くなり、骨同士が当たることで強い痛みとなり、通常のケガよりも重いものとなってしまった。私は2年間、ほとんど生物学を超えた何かと戦ってきました。今は数か月前よりは良くなりましたが、今後はどうなるか様子を見て見ないことには分かりません」

そしてデウロフェウは、2年間全くピッチに立てなかった彼をサポートしたクラブに感謝の言葉を残した。

「私たちはウディネーゼと常に素晴らしい関係を築いてきました。ウディネーゼが私をサポートし、復帰を待ってくれているという事実は、私にとって大きな支えになりました。いつかピッチに戻るとしたら、このクラブ、そしていつも私を助けてくれた人々のために、ウディネーゼのユニフォームを着てプレイすることが私の望みです。私たちは契約を終了することで合意に達しましたが、私たちの関係はこれからも特別なものであり続けます」

彼の言葉から、両者の関係は良好で円満な話し合いの上での別れとなったことが推し量れる。今後、デウロフェウは復帰を目指すと見られるが、完治したのちに再びウディネーゼと契約を交わす可能性があるかもしれない。デウロフェウの今後の動向に注目するとともに、一日も早い回復を祈るばかりだ。

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