今季昇格も夢ではない? 新監督で復調したシャルケの逆襲はこれから「シャルケの青い奇跡が今日始まるのか?」

エルフェアスベルクに大勝したシャルケ Photo/Getty Images

リーグ全体が接戦だ

かつて内田篤人氏も所属したドイツの名門シャルケ04は、近年低迷にあえいでいる。20-21シーズンに最下位で2部降格を味わうと、21-22シーズンに1部復帰を果たすも22-23シーズンに再び低迷し2部へ逆戻り。昨季は最終的に10位にとどまるが、一時は3部降格の可能性も報じられるほどだった。

今季も前半戦は黒星が続き、降格圏をさまよっていたシャルケ。しかし10月に元オランダ代表DFのキース・ファン・ウォンデレン新監督が就任すると、復活の兆しを見せはじめる。12月のリーグ戦は3試合で2勝1分、直近3戦無敗で順位を13位まで上げてきた。1月の親善試合も2戦2勝と好調を維持している。

独『bild』は、「シャルケの青い奇跡が今日始まるのか?」と、最近の好調を報じている。監督の新戦術のおかげでDFマルシン・カミンスキ、DFメフメト・アイディン、DFロン・シャーレンベルクといった選手たちが輝きを見せはじめ、壊滅的だった守備は安定感を見せはじめた。もはや降格を心配するものはなく、それどころか昇格も夢ではないと同紙は報じている。

というのも、今季のブンデスリーガ2部は稀に見る接戦となっているからだ。シャルケは第17節終了時点で13位で勝点20だが、昇格プレイオフの権利が与えられる3位にいたハンブルガーSVが勝点28。1月の時点で8ポイントの差は決して埋まらない差ではない。理論的には、わずか14日で3位になる可能性があると同紙も指摘している。

今節でブラウンシュバイクに勝利すればさらに波に乗るシャルケ。ファン・ウォンデレンのもと逆襲が始まるのか、注目だ。

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