ローマがジェノアに勝利し、ホーム6連勝 ラニエリ監督はそれでも今シーズン限りで引退することを強調

シーズン終了まで好調を維持できるか注目されるローマのラニエリ監督 photo/Getty Images

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監督続投を望む声も

ローマがセリエA第21節ジェノア戦に勝利し、全公式戦を通じてホーム6連勝を飾った。

今シーズン、これまでジャロロッシは不調を極め、ダニエレ・デ・ロッシ監督に続き、イヴァン・ユリッチ監督を解任し、2024年11月にクラウディオ・ラニエリ監督が就任していた。

ラニエリ監督となって以降、ローマは6勝3敗3分と勝ち越しており、徐々に調子を取り戻している。セリエAでの順位を今シーズンで最も高順位だった9位にまで戻した。今回の対戦相手ジェノアは、パトリック・ヴィエラ監督が同じく昨年11月に就任し、それ以降アウェイで無敗を記録していた難敵だったが、その相手にも攻守が安定し戦いを披露し、3-1と勝ち切ることができた。
ただラニエリ監督は、一度監督業から引退を宣言しており、今回のローマでの仕事は、今シーズン限りであることも明かしていた。それでも彼がチームを立て直しつつある状況から、ここ数試合では試合後のインタビューにて、監督続行を望む声が記者から飛んでいた。

そしてジェノア戦後のインタビューでも同様の質問があると、ラニエリ監督は冗談ながら「いいかい、それについてはもう何も言うことはないよ。もう引退したと言ったのに、また戻ってきたんだ! 放っておいてくれ!」と答えると「もう1年前に辞めると決めていたんだ。だから今後は辞めるつもりだよ」と付け足した。

ラニエリ監督の心の中では、監督業引退の意思が相当固いようだ。それでも今なお、修理屋としての実力を遺憾なく発揮できる彼は、世界中探しても簡単に代わりが見つからない貴重な存在であることが窺える。そのために心変わりを期待する声は、今後も止むことはないのではないだろうか。それどころか彼が仕事すればするほど、その声は高まってくるかもしれない。

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